第19話 再開
海斗は永劫学園をでようとした時、前に街中で見かけた女性に出会った。
(海斗 心) 「とてつもない魔力だ。やっぱこの学園にいたんだ。ていうか、普通に綺麗すぎるだろあの容姿、顔。」
と、考えていると
(賢星 リリス) 「あ、君はあの時の。テストはどうでしたか?」
前は通りざまに喋りかけられたが今回は面と向かって喋りかけられた。
(海斗) 「先日はどうも。」と軽くすませて帰ろうとした時、
(賢星 リリス) 「私は、リリス・シャルロッテ。3年生よ。あなたは?」
(海斗) 「天鍔海斗です。こっちだとカイト・アマツバです。」
(賢星 リリス) 「なら、カイトね。よろしく。あなた、魔法量も魔力量も感じないのだけどなにか細工でもしてるの?」
(海斗 心) 「ピアスとリングのせいだよなきっと。でも、これのことはあまり言えないしな。」
海斗は左耳にピアスと右手にリングを2つしている。これは師匠から頂いたもので膨大な量の魔力をコントロールしてくれる役目とそれを周囲に気づかせないようにするマジックアイテム。ゆくゆくはこれらをコントロールできるらしいのだが、今の海斗の実力ではできないことを考慮して貰ったものだ。
(海斗) 「えーと、これはですね...。」
と、言葉をつまらせていると
(賢星 リリス) 「言えない事情があるのであればいいわ。無理に聞くのも悪いからね。後はあなたと戦ってみれば分かることだしね。」
と、少し笑いながら言われた。
(海斗) 「今ですか?」と聞くと
(賢星 リリス) 「ここでやったら建物が崩壊しちゃうわよ。また、授業か何かであなたと当たる日を楽しみにしてるわ。じゃあね、カイト。」
リリスは永劫学園をでていった。
(海斗) 「なんだったんだ。それより、あの人混血なのか...。魔眼で鑑定すれば基本は分かるんだが、分からなかった。なんなんだ...。」
海斗は頭を抱えながらして無事に入学テストを終え、永劫学園を後にするのであった。
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