第15話 永劫学園入学テスト(3)


海斗は筆記テストの会場に向かう。その道中で。

(??) 「おーい!君、少し時間もらえるかな?」

腰にすごい魔力を放つ剣を帯刀している人が海斗に話しかけてきた。

(海斗) 「はい?なんでしょうか??」

(クリス) 「さっきのすごかったね!あぁ。名前を言ってなかったね。僕の名前はクリス・アズヴォルド。この学園の魔力科の3年生ね!君はなんて名前かな??」

(海斗) 「はじめまして。クリスさん。俺は天鍔海斗です。こっちだと、カイト・アマツバになりますね。よろしくお願いします。」

(クリス) 「よろしくね!それとごめんね、今から筆記なのに。少し君と話がしてみたかった。また入学してから!入学テストがんばれ!」

クリスはそういうと走っていった。

(海斗) 「なんだっただ?それより、あの剣。すごい力を秘めてる。まさか...。」

海斗は剣の事を考えながら会場に足を運んだ。



《校舎裏》


(??) 「クリス!どこに行っていたんだ!」

(クリス) 「ごめんギャバンさん、遅れて!それより聞いてください!すごい奴がいたんです!あの子もしかしたら...。」

(ギャバン) 「そんなことは後でにしろ!それより任務だ。行くぞ。」

(クリス) 「また任務ですか...。僕一応学生なんですよ?」

(ギャバン) 「お前が持っているのは聖剣だ!そして聖剣使いに選ばれたのだ。だからその自覚をもて!よし、いくぞ。」

(クリス) 「はーい。了解しました。ギャバンさん。」

(クリス 心) 「あの子から感じたあの気。聖剣を手に取った時に似てたような...。」

2人は校舎の裏で話をしていた。そして、どこかに向かっていった。


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(永劫学園教師) 「それでは、今から筆記テストを始めます。それでは始めてください。」

永劫学園の教師が開始という合図で筆記テストが始まった。主にこの筆記テストは、昔の歴史や魔法学そして魔力学が一般的だが、ここでもテストの内容は異なり、魔法科希望は魔法学、魔力科希望は魔力科、魔術学と分けられている。

海斗はどちらも受けたいということで、この2つのテストを皆と同じ時間でこなさなければならない。


しかし、

(海斗 心) 「いやいや、この問題。俺が7歳とか8歳の時に師匠に教えてもらったものより簡単なんじゃないか?ていうか、真剣にみんなやってるけど一般常識なんじゃないのかこれって。」

と、海斗にとっては苦ではなく簡単すぎるほどの問題だった。


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東の国は大陸スフィアからすると異国の地。そして、謎が多いのだが、一つだけハッキリとしているのが魔力適正がとても高いことが分かっている。中にはどちらも高いという噂が...。


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