第3話 超人間族(ハイヒューマン)
ステータスをみて唖然としていた《教主 アレキサンドライト》に声をかける。
(海斗) 「大丈夫ですか?教主様。」
(教主) 「は、はい。大丈夫です。少し腰がぬけてしまいました。すみません、取り乱してしまい。」
(海斗) 「いえ、僕もさすがになんだこのステータスと思いましたね(笑)でも成人の儀でだしたステータスって今後必要ないと教材に書かれていましたがどうなんですかね。」
(教主) 「いえ、冒険者になる方はこれが必要となります。しかし教育を受ける場面ではそこの最高理事の方のみ見るとのことです。ステータスを見せ合うことも中立都市では禁じられていますので大丈夫なんですが…。ハイヒューマンという種族は世界全体をみても何十人といないんです。ですから、この種族名は隠しながら生きていく必要がありますね。」
(海斗) 「ハイヒューマンってそんなにいないんですか?もしかして師匠もハイヒューマンなんですかね?」
(教主) 「宗一郎様は半エルフ属なのです。人間とエルフから生まれた方なのです…」
そういった話の最中で、じーちゃんがきた。
(宗一郎) 「海斗はやはりハイヒューマンであったか、アレキサンドライト。」
(教主) 「宗一郎様お久しぶりでございます。御一緒だったのですね。海斗様は誰のお子様なのでしょうか?これは異例の自体ともなるお話です。」
(宗一郎) 「海斗。外にでてくれるか。儂はアレキサンドライトと大事な話がある。お前がもっと大人になった時この事は話す。わかったらでていっては貰えぬか。」
師匠はいつもと違ってすごい優しい顔で言った。
俺はそれにしたがって外にでた。
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(宗一郎) 「アレキサンドライト、この事は内密に。分かったか。」
(教主) 「わかりました。宗一郎様。いえ、我が主君様。」
話は海斗には何も聞こえず、ただ空を見上げていた。
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