61.シャらラん言わしとる。
大阪城の大広間のお客さんも、全員ニヤニヤにやついていました。
そんな中、
ちぃちゃいゴリラの
「いやぁー・・・わからんなぁ・・・」
「
サイコロは、てんてんと転がって、また、わたしの名前が書かれた目を出して止まりました。
大阪城の大広間がざわつきました。
「おお! またソロリちゃんかー!!」
ちぃちゃいゴリラの
あかん・・・なに話そ。
昨日は、お
あかん・・・ホンマ・・・どうしよ?
考えてると、汗がダラダラ流れてきました。
すかさず、
わたしが、ハンカチでゴシゴシ顔拭いてると、
「以前、私と、
「あ、それでよかったら、話せます! 話します!」
わたしは、
・・・でもなんやろ、なんか変な違和感します。さっきの鈴の音、今までとちょっと違ってた。
シャらラン言うてた。
・・・気のせいやろか?
あと、しゃべる前に
・・・考えてもしゃーない。わたしは「笑ってたらどうにかなるかな」思いながら、ニコニコしながら話し始めることにしました。
「わたしがモトモトおったとこでは、修学旅行って行事があったんです。学生さんが旅行するんです。わたしも高校生のころ、日光のお寺に行きました」
そう言うと、
「なんと! 修学の為に日光のお寺に行ったのであるか! ソロリちゃんは、ひとかどの学者であったか!!
「・・・ええと」
「
なんでも、新幹線っちゅう、どえらい早馬があって、わずか半日で近畿から日光に着くらしいですわ(シャらラン)」
「半日で近畿から日光?? そら、めちゃくちゃ速いやんけ!!」
興奮した
「早馬だけやおまへん(シャららン)。
なんでも、飛行機っちゅう、空を飛べる、鉄製の鳥もあるみたいです。ぎょうさん人を載せて、わずか半刻で朝鮮につくらしいですわ(シャららン)。」
「朝鮮に半刻!? すごいやんか! めっちゃすごいやんか!! なあ、ソロリちゃん、その話、今話してくれ!!」
「・・・ええと」
「ソロリちゃんは、
この場では、到底言えぬ事もぎょうさん知ってます(シゃららン)。
どうかどうか、この場でのお披露目はお控えいただきたく(シゃららン)」
「やったら、ワシだけに話たらええ! ワシにだけに教えてくれたらええ!」
「はぁ・・・
ソロリちゃん、お手間やけど、
そうやなあ・・・まず手始めに、この後、なに時代が来るか教えてもらいます?(シゃららん)」
「ええですよ」
わたしは、ニコニコしながら席を立ちました。そして、
ちょっと高くなっている関白はんの席に、
「もっと、近づいた方がよろしい(しゃららん)。
絶対に、誰にも聞かれん様に、
そうやなあ・・・(しゃららん)。
「こんくらいですか?」
わたしは、
策伝さんは言いました。少し息を整えてから言いました。
「では、話してんか(シャらラン)。
なに時代が来て(シャららン)、
誰が作って(シゃらんン)、
何年続いたか(シゃららん)、
話してもらえます?(じゃらんん)!!」
わたしは、
「(「・・・江戸時代が来ます・・・
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