雪待ちの人への応援コメント
嬉しければ足は前に進む、と言った天狗さんは、前に進めていたのか。
お嬢さんは昔の記憶に嬉しさを見出したけれど、天狗さんは昔の記憶に嬉しさはなかったのか。
娘さんも奥さんも亡くなっていたのなら、記憶の嬉しさを思い出して懐かしむことができるのは天狗さんだけだったのに。
寂しい気持ちになるラストでしたが、お嬢さんの未来に嬉しさが待っていればいいと思いました。
作者からの返信
読んでいただいてありがとうございます。
昔の記憶に見出した嬉しさを、そのまま未来に向けることができた主人公と
それができなかった天狗さんの差が、選択の違いだと思います。
すなわち、もうダメだ、疲れ切ったと音を上げていた彼女であっても
心のどこかでまだ未来を信じたい気持ちがあったのでしょう。
でも天狗さんには過去しかなかったんです。
もう二度と手に触れることができない過去しか。
その寂しさに耐えきる自信が持てなかったのでしょうね。
この先、またどこか別の作品、別の企画でお目にかかることも
あるかも知れませんが、その際にはどうぞよろしくお願い致します。
雪待ちの人への応援コメント
自主企画「心のうぶげをくすぐるような小説」の企画主のゆきのです。
この度はご参加いただきありがとうございました!
とても一言では言い表せない、いろいろなことを考えさせえられる作品でした。
『出逢い』が本当に望む方向へそれぞれを向かわせたのだと思うと、
生きていたからいいとか、亡くなってしまったから悪いとか簡単に言い切れず、
ただ、「『嬉しい』方へ行っただけだものね」とねぎらいたいような気持ちにもなりました。
天狗さんが見ていただろう雪景色が、私にも見える気がして、
その心情を思うと、私も「理解まではしたくなかったな」と感じますが、
理解できたから、大事にしたいものを知ったのだと思いました。
うまくまとまらない感想ですみません。
心に残る作品をありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただいてありがとうございます。
人間がどう生きるか、どう死ぬかは
なかなか綺麗に割り切れるものではありませんよね。
書いている本人がまったく割り切れていない、
解答がないまま書きましたし。
そういう意味では書いたというより
書かせてもらった物語だと思います。
今後もイロイロ書いて行きますので
またどこかでお目にかかるかも知れません。
その際はどうぞよろしくお願いいたします。
雪待ちの人への応援コメント
(`;ω;´)せつない……
作者からの返信
生きていればこその切なさですよね。
読んでいただいてありがとうございます。