魔王の元から助け出されたら、今度は勇者様に閉じ込められました。ダンジョンに。
仲仁へび(旧:離久)
プロローグ
微笑む勇者様が私に顔を近づけてきます。
額にあたたかな口づけをのこして、「愛しているよ姫」と耳元でささやき。
普通なら、真っ赤になってしまう所でしょう。
私が姫でなく、ただ一人の女性だったなら、こんな状況でも思わず赤面してしまったのかもしれません。
けれど、私の頭はどこまでいっても冷静です。
なぜなら私は、魔王の元から助け出された私は、次は勇者様によって監禁されてしまったからです。
それも、あちこちにトラップがしかけられた、魔物がそこかしこに徘徊している、ダンジョンの、その最奥に。
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