ガラス
「ウイルス...兄さんの弱点......ッ」
ロックを突破するには確か...その人が苦手とするものを使うのが一番。
苦手なもの......これだ!
俺自身も見るのは辛い。でも,これを使うしかない。
時間が経つ度に疲労に襲われる。
でも,兄さんもきっと頑張ってる。だから,俺も頑張らないと。
1つ,また1つ。ロックが解除されていく。
ガラスが割れていくように,ひび割れて壊れていった。
少し空いた隙間から,兄さんが見えた。
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