『魔法が使えない』という理由でパーティーから追放された主人公は自分でパーティーを作ろうとするが最初の仲間が『ドラゴン』というのは反則だろうか?

こやかず

第10話 約束

「ヒョォォォォオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「お前のその爪このマラムサで

対抗してやろう。」

ジャキィィィィーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「な、なに!?・・・・・・ブファッ!!!!」


「そうだ忘れてた。お前名前はなんだ?

俺はライザー。」


「お、俺か?俺はタザンリール。

ま、まさか俺の爪を余裕で切っちまう。

しかもダメージを与えてくるとは。

なんと優れた剣筋・・・・・・ドサッ」


爪に対抗してライザーは名刀『マラムサ』を

出したが直ぐ斬ってしまった。


「ちっ!!!!殺られたか、うわぁーー!?

何すんだ反則だろが!!!!」


「お前が余所見(よそみ)してっから悪ぃーん

だろーが。」


「一応言っておくが俺の名は『ネルモア』 これからお前がこの

『毒爪(プリズンクロー)』の毒に

侵(おか)されもがく姿を見るのが

楽しみだ。」


「ほ〜怖いぜ。

でも残念だったな俺・・・・・・

毒効かねぇーんだ。」


「はったってんじゃねぇーぞ!!!!!!!!!!」


「ならやってみな。

ついでにそんな柔らかい爪なんかで

俺の体は傷つけられる程ヤワじゃ

ねぇーぞ。」


ダッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「おらァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グシャアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「なっ!?なんだと!?」


「覚えときなネルモア。

ドラゴンの俺と爪の勝負をするなら

次元を破壊できる程じゃないと俺の体は

傷つけられない。」


「シャァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ネルモアは自慢の爪勝負で負けしかも爪を

失ってしまった。

・・・・・・だがネルモアは諦めなかった。


「お前後ろから来るとか嫌われるぞ!!!!!!!!」

バファッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「まぁ俺はいい戦略だと思うがな。」


ボルイヤーは自分の周りに炎を噴出させた。

ネルモアは骨すら無くなった。


「はぁーあっけなかったぜ。」



ダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「もう一丁!!!!!!!!!!」

ドダアアアアーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「うわぁっ!!すごい力!?私とどっちが

強いかな?」


ムラサキの相手は『ラハルド』という名で

怪力だ。爪は生えていない。

ムラサキは力くらべをしたくて

たまらなかった。


「私の力・・・・・・試してもいい!?」


「な、なんだよこの女?」


いきなりラハルドの手を握った。


「バカだな。俺は握力が1番たるんだぞ。

ほらなぁー!!!!!!!!!!!!」

ギュッッ!!!!!!!!!!


「えっこれだけ?」

ギュッッ!!!!!!!!!!!!

ゴキゴキゴキゴキ・・・・・・バキッ!!!!!!!!!!


「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「やっぱり私の方が力強いね。」


握力勝負で勝ったムラサキはその場で

ぴょんぴょんと喜んでいた。


「なんであいつが可愛いんだ?」


「本当だよな。」


「私なんか悪いことした?」


「「聞こえてた!?」」


「く、くそっ!!だあぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ブワァーーン!!!!!!!!


「よいしょっ!!!!!!!!」

スパーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドガッッ!!!!グシャアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



「う、腕が!?」


ラハルドの拳はムラサキの殴打に完敗し

ぐしゃぐしゃになってもはや原型を

留めていなかった。


「マジかよ・・・・・・この女化け物だ。」


「はぁ、私だって女の子なんだよ。

言われたら嫌なことくらいあるんだよ。」


「一旦俺だけでも退避しないと。

・・・・・・何!?」


「させない。何勝手に逃げてんの?

逃げたら私と私達のスコアが貯まらない

じゃない。」


ラハルドは仲間を置いて逃げようとしたが

直ぐにムラサキに止められてしまった。


「や、やめろ・・・・・・おいっ。」


「私はこのやり方あまり好きじゃないけど 殺られてもらうよ。」


「ちっ!!なら全力でぶつかってやるぜ!!!!!!」


「全力で来なさい。」


ダダダダダダ・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「おりゃああああーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「真っ直ぐ飛んでくる奴(たま)は覚悟の無い証!!!!!!!!!!」

バシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「うわっ。グラリッ」


「はああああーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズドオオオオーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ムラサキは真っ直ぐ向かってきたラハルドの

顎を殴り倒れ込む瞬間、腹をぶん殴った。


「ぐはああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バキバキバキバキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ピキピキピキピキ!!!!ドカァーーーー!!!!!!!!!!!!!!


ラハルドは腹をムラサキの細い腕で

ぶち抜かれた。

そして空島は今、大地震に見舞われて

いた。原因はムラサキの殴打だった。


「完璧に死んだな。」


「ま、まだ・・・・・・終わってないぞ。

俺らは必ずお前らに復讐する。

転生してまたどこかで・・・・・・。」


「終わったよグランダ。」


「ありがとう。強いんだね。

でもこれから俺はどうすれば?」


「どうしたい?俺のパーティーに来るか?」


ライザーがグランダに近づき手を

差し伸べた。


「いいの?俺、3人みたいに強くないよ。」


「これから強くなればいい。

押しつけはしないが見ての通りパーティー

というには人数が少なすぎる入ってくれると嬉しい。」


「じゃあ俺入るよお前らのパーティーに!!」


「一応まだ『仮』だけどな。」


今はまだ仮ではあるがグランダはライザー達のパーティー

『最大情熱(ベストパッション)』

に強く貢献しようと心に決めた。


「あと2パーティー、行くぞ!!!!!!!!!!!!」


「行かなくても大丈夫だ!!!!!!!!!!」

ズバズバッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「お前らが、ん?

お前ら手を組んでるのか?」


「な、なぜ分かった?今の私(わたくし)達の力じゃあなたを倒すのは到底無理。

なので今こちらの『カーボン』さんの

パーティーと手を組んだんです。」


「なるほど俺達に戦う前から諦めている奴

同士手を組んだと・・・・・・

でもそんなチームワークの欠片もない2つのパーティーが組んだところで何が変わる?

戦場がうるさくなるだけだぞ。」


ライザーは堂々と2つのパーティーの

リーダーに言った。


「うるさくなどなるわけないでしょう。

そしてこちらのカーボンさんとは1年前からの親友です。」


「お前を今ここで裏切るかもしれないのにか?」


「カーボンさんはそんな事しませんよ。」


「こいつだってお前だって人間だ。

危機的状況になったらやってのけるさ。」


「お前は悪魔だな。」


「どうとでも言え。」


スタッスタッ・・・・・・。


「俺のパーティーの仲間だと思う奴

最初は俺がやるから下がっていろ。」


「お前の力を信じるぞ。」


「おう。」


地面に降り立った2つのパーティーに

ライザーは1人でのこのこと立ち向かおうとした。


「一応言っておくが多分俺強いぞ。」


「それは分かってるが今は私(わたくし)ら

の方が強いですよ。

私(わたくし)『ライゾー』と申します。

以後お見知り置きを。

やりますよ皆さん!!!!!!!!!!!!!!」


1パーティー5人ずつ合計10人対ライザー1人が今バトルロワイヤルの最後の戦いを

始めようとしていた。

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