第4話
ありったけの能力を使って、跳んだ。
上から落下しつつ、狙撃する。通常の圧力とは別角度からの、
風を感じる。
浮かび上がって。
跳躍の頂点から。
落ちる。
斜め下。
索敵を回避するために、ぎりぎりまでスコープは使わない。撃つ瞬間。その一瞬に、全てを懸ける。
落下衝撃軽減の能力は、残さなかった。失敗すれば、落下ダメージでやられる。
息を吸って。吐いた。
倒せばいい。指揮官を倒せば、それで得られる能力を使って、落下ダメージを相殺できる。
スコープ。
狙うのは、一瞬。
速度。
風。
感じる。
ゲームだけど、たしかに、ぞくぞくした感覚がある。
楽しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます