第11話 12月12日
人型巨大ロボットAnDを起動させると推進剤を噴射し、スペースコロニーを出る。
直径200kmのドーナッツ状の構造物。それを回転させることで、筒の内側に遠心力を発生させている。擬似的な重力として機能しているのだ。スペースコロニーという。
その中心、宇宙港から一機のAnDが飛び出す。全長14mの人を模したそれは、どこまでも暗い宇宙で青色に煌めく。バーニアの光をはためかせ、地球へと向かう。
「ランデブーポイントはここか」
AnDを宙域で止めると、頭部の光信号を発する。
二分ほどで輸送船が現れる。
「時間通りだな、内藤」
光通信がはいる。敵に悟られないために、近距離の通信を行う。
「大熊、遅れている」
「すまない。二三トラブルがあってな」
トラブル? 詳しく話さないとなると、あまり大きなトラブルではないのだろう。
「帰還するぞ。内藤」
「了解」
淡々と行われる作業に目を細める俺だった。
※※※
AnDの続きを書いてみました。久しぶりに本気で書いてみようかな? どうだろう。
今は新人賞用の「さよならで終わり、さよならで始まるラブコメ ~一冊のノートから始めよう~」を書いています。
とても順調で、今9000字近くあります。ページ数でいうと23ページ。200ページと規定があるので、約一割。9万字くらいにすればできあがりですね。まだまだ序盤ですが、かなり気合いの入った作品です。これで落ちたら、いったん、冷静になる必要があるのでしょうね。
書くのが早いので、他のユーザーさんが真似できないのでしょうけど、じゃんじゃん書いて挑戦していきたいものです。
「転校生が来たけど、幼馴染みが最強」と、「二人に告白されあたふたする主人公」の二つも書いていきたいですが、どうなるやら……。
それとも「魔王候補。あるいは、平和を望む少年」の改稿を行って投稿するのか。
実は改稿・推敲ってほとんどしたことがないんですよね。めんどうというのもありますが、落ち着くまでは恥ずかしいと思ってしまうからです。落ち着いて読むと、できるのですけどね。
推敲は一回だけかな? それもほとんど手入れしていないんですよね。どこを変えていいのか、分からなかったのです。
推敲・改稿は苦手です。
そういえば「王道ダブルファンタジー(仮)」という作品も書いている途中でした。どこかで応募できればいいのですけどね。カクヨムでは展開しないかもです。だって競争率が高すぎるからです。今回のカクヨムコンで分かったので、ちょっとためらいます。
と、とりとめのない話になってしまいましたね。
ではでは。
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