時空間と能力都市

kuroisyounen

第1話 始まる音

「バキューン」銃声が響き渡りカラスが飛んでいく俺には、目の前で何が起こっているのか理解ことが出来なかった。任務中と書かれたプレートを首にかけた金髪の男が銃を持ち対面には、妹が倒れていた。

「目標の死亡確認」金髪の男は、無線を使って誰かにそう言った。

怒りと悲しみに満ちた俺だがそいつが「監視役」の人間だというのは.

すぐに分かった。「何をやっている」自ずと俺の口から言葉が出てきた。

「そこの女は、ネットを使い色んな施設に殺害予告をしたり、能力を使い万引き

行為を繰り返していたらしい、しびれを切らした最高監視官のあの方が殺害するように命じられたってわけだ」

「いや待て待て、妹は、ネットなんか使えないし無能力だ。」

「何!?聞いていた情報と違うな。確かにこの女で間違いないはずだったんだが、

人間違いだったのかな」

「は!?」

「もしそうなら悪いことをしたな、だがこの都市の安全のために命を犠牲にしてくれた。そう考えるのが最善じゃないのか?」

それを聞いた時に俺は、体の中でドアの鍵が開く音がした


10分前

「本当にあいつ何ですか?どう見ても幼いし見た感じただの無能力者にしか見えませんけど」

?「ああ、そいつだ」

「それでは、これより任務を遂行いたしてまいります」


気がついたら俺は、妹が金髪の男に撃たれる瞬間にタイムスリップしていた

「おい、はる!」妹に呼びかけても反応しない

背景は、灰色のままで時も止まったままだ。いや、今なら!そう思い俺は

全力で男に殴りかかった何故かその時の俺は、いつもより速く動けていた気がする

だがそんなことは、どうでもよかった「これでいいのか?」俺は、ひと安心した時

時が戻ったしかし,男は、確かに倒れているが妹が撃たれて倒れている状態だった

「結局なんも変えられないんじゃないか!」そう叫びそうになった時また時が戻っていた。何が起きているのか分からず俺は、静止した状態の男を殴り続けた

しかし結果は、何度やっても変わらなかった

次第に放心状態になり時を戻すこともできなくなっていた。

何故か時を戻すことができたのか、妹は、何故助からなかったのか分からなかった

結局、妹と男は、病院へ搬送され二人とも亡くなった

「弱さは、罪だ」

心からそう思った。あの時、妹の近くに居れば、自分の本当の能力が何なのか

分かっていればこんなことには、ならなかったんだろう

「そういや、明日は、高校の始業式だっけ、だりーな」俺は、ベッドで横になって

漫画を見ながらそう言った

俺は、あの出来事がホントは、夢だったとかで無くならないかなと思いながら静かに眠った

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