第620話 結界の中に入ると
早起は何事もなく無事に結界の向こうに到着。
この時点でオイヴィが一度こっちに戻ってくる。
「順平殿、問題ないようだが行くのか?」
「そうだな。ゲートは簡単に回収できそうだし、行ってみよう。オイヴィも一緒に行くか?」
何故か顔が真っ赤になるオイヴィ。
「そうしよう・・・・失礼します。」
オイヴィは僕に何故か抱き着いてきた。
何故顔が真っ赤なんだ?
お互い何度も求めあっているので今更な気もするのだけど。
「ゲートで同時に移動すると、こうして密着すればするほど・・・・」
「え?オイヴィ最後の方は良く聞こえなかったんだけど。」
「気にするな!さあ早起が待っている。」
何故かせかされそのままオイヴィと2人で。
ゲートは収まりきれば何人でも一緒に行ける。
ただゲートの大きさには限度があり、僕の用意したゲートでは6人程が限度。
万が一ゲートからはみ出すと、はみ出した部分はそのまま残っちゃうので人数が多くなれば危険が増す。
まあ死ななければ回復魔法で何とかなるのですが、即死した場合はどうにも・・・・
そう言えばオイヴィと2人で一緒にゲートって、今までなかった・・・・はず。
そもそもゲートを同時に使う事はあまりしていない。
リスクがあるので極力リスクを抑えたいと。
ただ実際はそう言った事故の報告は聞いた事はありません。
で、オイヴィと一緒にゲートを利用しました。
そして上手く出たのですが何かが変です。
妙にオイヴィの事しか考えられなくなっているのです。
そして目の前には抱き着いているオイヴィ。
【いただきまーす♪】
僕は何故かオイヴィを求め、濃厚なキスを。
オイヴィと言えば今は首に手をまわして自ら求めてきます。
あれ?どうしてこうなった?
次第に手が色んな所をまさぐり始め・・・・
スパン!
痛い!!!
振り返ると鬼の形相の早起が。
「別に盛ってもらってもいいのだけどお、時と場所をわきまえてほしいかなあ?それとも私も一緒に・・・・する?」
僕は早起をじっと見つめます。
その間にもオイヴィが大変な事になっているのですが、早起をじっと見るうちに落ち着いてきました。
そして再びオイヴィを。
完全にあっちの欲求が増大してしまっている・・・・
僕は考えました。
オイヴィはゲートに僕と一緒に使うのになんでわざわざ密着を?
僕はオイヴィに色々人には言えないような事をし、失神させます。
しばらく横に寝かせ、起きるのを待ちます。
「さっき言ったよねえ?私が見てるのにい、なんであんな事しちゃうかなあ?」
早起がぼやいていますが気にしたって仕方ない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます