勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず！

第545話 妻達の希望

今現在進行形で領地は発展しているのだけれども、順平や順平の妻達がしゃしゃり出ると、家臣の仕事を奪いかねず、最近はぶっちゃけする事があまりない・・・・

順平は趣味？の魔道具や道具の開発を内元君と工房でこもりっきりになる始末。

そして妻達は、本来子育てを集中してしたいのだけれども、やはり同じ理由で家臣・・・・乳母たちの仕事を奪いかねないので、あまり積極的に子育てに参加できていない実情があり・・・・

今の所、自分たちが必要なアイテムや、石鹸やシャンプーといった消費する物を複製する事で時間をつぶしている？らしいです。

後は少しお出かけして喫茶店でお茶？

そんなある日友郁が僕に不満をぶつけてきて驚きました。今まさにタイムリーだったので。

「順平さん、領地が発展したんで相反するのだけれど、そのおかげでいいのかしら？家臣たちが凄い勢いで仕事をしてくれてありがたいのだけれど、私達が何かをしようとすると引き止められ、今では何もする事がないのよ？アイテムの複製はスキルを所持している人が少ないからやっているけれど、それも侍女さんがすると言って、更には子供も乳母が面倒を見るから公爵様の奥方様はそのような些事を行ってはいけません！と言われて今何もする事がないのよ？仕方がないから適当に街中でいいお店を見つけてはそこで時間を潰すしか・・・・何かする事はないかしら？誰かに何かを教えたりとか。あ、そうそう、この街って基本学校ってないわよね？もしよかったら学校を作って私達が先生とかどうかしら？」

普段そんな不満を僕にぶつけたりはしないんだけどね。

僕が友郁に返答しようと思っていたら、今度は泉がやってきて、

「順平さん、今少しお時間いいかしら・・・・って友郁さんどうしたの？」

「泉さん、実は・・・・」

友郁が泉に説明を。

「はあ・・・・やはりそうですのよね。私達って家臣たちにとって腫れもの扱いですから・・・・」

泉も同じような不満を持っていたようで、ちょうど友郁と同じタイミングで僕に言いに来た・・・・みたいです。

「その、色々ごめんね。さっきアーダとザーラと打ち合わせしていたんだけど、学校というか、学ぶ場所を、という話が出ていてね。急ぎ領地の最重要課題として早急に対応しようと思うんだけど。」

2人の顔がパッと明るくなって、目が輝いています。

「じゃあ私と泉さんで・・・・」

だけど不満に思っている妻って、2人だけではないようで・・・・

「ちょっと順平！もう我慢がならないんだけど！」

・・・・柚奈まで。

その後瑞華と雪華と麻矢も押しかけてきました・・・・