第522話 魔王(森信君)と側近(ふくよかすぎるおばちゃん)の見るに堪えない奇行
【そうと決まれば・・・・この場で合体するか!】
【はい魔王様!】
・・・・今合体って言ったよね?
言ったというか、魔王と側近の念話が何故か僕の頭の中に入り込んでくるんです。
しかもこの内容が・・・・酷すぎる!
今この場で2人が交合うの?
いや一度たまたま目撃した事があるけれど、トラウマものだよ?
は!今妻達がこの場にいるんだ!そんなの見せられない!
因みに結界の対象が全てこの建物内に収まっている事がわかったので、4人の結界を構築している妻と護衛に当たっている妻は、結界の大きさを縮小し、今は既にこの建物周辺に居て、しかも対象者は全員この部屋にいるので、部屋限定で結界を維持していく方向で動いているんです。つまりもうすぐ友郁達もこの部屋に現れるわけで・・・・
そして魔王は章君をずっと見ていて、機会をうかがっている様子。
そして喋り疲れたのか、一呼吸置いたその瞬間を見逃す魔王ではなく、
【よし!今だ!】
魔王が側近に念を送り・・・・
いきなり立ち上がり、服を脱ぎ始めます。
それに呼応する?形であのおばちゃん(中身は側近らしい)も服を脱ぎ始めたので、今まで大人しかった魔王の急変に章君は驚き、狼狽えます。
「おおおおいおい、奈々七に脱いじゃって手手tんだo世々よよy!」
・・・・途中から章君が何言ってるのか理解できなくなりました。決して打ち間違えではありません。
そして間の悪い事に、泉が最初に、結界を展開している妻達が部屋に入ってきて・・・・
「きゃあ!」
魔王(森信君の身体)は既にパンツ1枚のみ。
おばちゃん(側近)もブラとパンティだけ・・・・
いや、見るつもりはなかったし、見たくないんだけど・・・・
そしてついに裸になる2人。
ぎゃああ!!!
そしていよいよ合体!と言う段になり、皆が狼狽えている所、一人冷静な・・・・さすがはオイヴィ、歴戦の猛者。
僕の妻のうち、戦闘職はオイヴィだけ。
どれだけ修羅場を潜り抜けてきたのかははかり知れませんが、彼女は今このメンツの中で唯一冷静。
そして懐から短剣を取り出すと、
「ふっ!」
軽い掛け声とともに投げ出されたその短剣は・・・・
(うぎゃあああ!」
哀れ魔王のアレに直撃・・・・
哀れ森信君の身体はついにチョッキンの刑の執行と相成りました・・・・
流石はオイヴィ、容赦がない・・・・と言うか、流石に魔王も体にそれなりの防御を施しているのだろうけど、それらを無視してのチョッキン・・・・
「魔王様!ついうっかりしていました!裸になっては防御力アップの魔道具が威力を発揮できません!」
「ぅぅ・・・・まさか余がこのような事になるとは・・・・もっと早く言ってくれ!」
「的が小さすぎて当たるか心配したが、何とかなった。」
オイヴィ、何気にディするとか・・・・
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