第297話 壁の外を視察

あ、そう言えば、この世界ってどうやって汚物を処理してるのでしょうか?

今まで気にした事が無かったので今更ですが、どうなっているのでしょう?

するとヘルトラウダが、

「汚物の処理ですか?それは、特別なスライムにさせているのですよ?」

「特別なスライム?」


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スライム  冒険者がスライムと遭遇した場合、速やかにスライムから離れるべし。


ダンジョンでスライムに遭遇した場合、すぐに引き返した方がいい。

天井からスライムが落ちてきた場合、確実に死ぬだろう・・・・


スライムのランクはAからS。

ドラゴン相手でもスライムが勝つだろう・・・・


スライムは貪欲な魔物で、どんな物でも吸収してしまう。

また、武器で攻撃をしても、スライムに触れた瞬間、武器は溶けてしまう。

それにスライムの核は自由に移動できるので、急所である核を狙おうにも、武器で攻撃しても、核に届く前に武器が溶けるため、武器に余裕がない時は武器での攻撃はやめた方がいい。


なお、スライムスレイヤーは、スライムに遭遇した場合、手当たり次第にスライムに物を投げつけ、スライムが吸収している隙に核を攻撃する。

一番安上がりなのは地面の土や石をスライムに当てる事である。

スライムはどんどん吸収し、吸収している間は核の動きが鈍くなり、攻撃が届きやすくなる。



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ええとスライムって概ねこんな感じ。


最強の生き物であるドラゴンですら、スライムを相手にしないらしい・・・・

戦えばスライムが勝つ・・・・本当に?

何せ日本のゲームでは、スライムって弱いんだよね。最初に戦うモンスターって、スライムな事が多いですし。

なのでドラゴン相手に勝つとか信じられません。


「え?スライムと戦いたい?正気ですか?やめた方がいいですよ?まあどうしてもと言うのでしたらそうですね、土を兎に角スライムにかけまくり、壊れてもいい武器を何本も用意すれば、可能かもです。」

あまり実入りもよくないらしいです。


あ、話がそれたけれどヘルトラウダが言うには、テイマーがスライムをテイム、飼いならし下水処理に役立てる事に成功したらしいです。


汚物のみを糧とし、生命体には見向きもしないのだとか。


人間にも同様で、人を襲わないらしいです。


で、各家庭のトイレには、今や必ず一体のスライムがいるようです。


え?じゃあ今まで僕らがトイレで用を足したのって・・・・


しかし、飼いならされているとはいえ、魔物と共存。まああまり気にしないでおきましょう。


そして最後に並行世界で僕らが暮らしていた建物を見に行く事に。


この建物は・・・・どうやら並行世界で修繕したような修繕をしたようです。


どうやら変に綺麗にしてしまうと、並行世界の時生まれた子供が生まれない事になるかもだから・・・・らしいです。

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