第297話 壁の外を視察
あ、そう言えば、この世界ってどうやって汚物を処理してるのでしょうか?
今まで気にした事が無かったので今更ですが、どうなっているのでしょう?
するとヘルトラウダが、
「汚物の処理ですか?それは、特別なスライムにさせているのですよ?」
「特別なスライム?」
● ● ● ● ● ● ● ● ●
スライム 冒険者がスライムと遭遇した場合、速やかにスライムから離れるべし。
ダンジョンでスライムに遭遇した場合、すぐに引き返した方がいい。
天井からスライムが落ちてきた場合、確実に死ぬだろう・・・・
スライムのランクはAからS。
ドラゴン相手でもスライムが勝つだろう・・・・
スライムは貪欲な魔物で、どんな物でも吸収してしまう。
また、武器で攻撃をしても、スライムに触れた瞬間、武器は溶けてしまう。
それにスライムの核は自由に移動できるので、急所である核を狙おうにも、武器で攻撃しても、核に届く前に武器が溶けるため、武器に余裕がない時は武器での攻撃はやめた方がいい。
なお、スライムスレイヤーは、スライムに遭遇した場合、手当たり次第にスライムに物を投げつけ、スライムが吸収している隙に核を攻撃する。
一番安上がりなのは地面の土や石をスライムに当てる事である。
スライムはどんどん吸収し、吸収している間は核の動きが鈍くなり、攻撃が届きやすくなる。
● ● ● ● ● ● ● ● ●
ええとスライムって概ねこんな感じ。
最強の生き物であるドラゴンですら、スライムを相手にしないらしい・・・・
戦えばスライムが勝つ・・・・本当に?
何せ日本のゲームでは、スライムって弱いんだよね。最初に戦うモンスターって、スライムな事が多いですし。
なのでドラゴン相手に勝つとか信じられません。
「え?スライムと戦いたい?正気ですか?やめた方がいいですよ?まあどうしてもと言うのでしたらそうですね、土を兎に角スライムにかけまくり、壊れてもいい武器を何本も用意すれば、可能かもです。」
あまり実入りもよくないらしいです。
あ、話がそれたけれどヘルトラウダが言うには、テイマーがスライムをテイム、飼いならし下水処理に役立てる事に成功したらしいです。
汚物のみを糧とし、生命体には見向きもしないのだとか。
人間にも同様で、人を襲わないらしいです。
で、各家庭のトイレには、今や必ず一体のスライムがいるようです。
え?じゃあ今まで僕らがトイレで用を足したのって・・・・
しかし、飼いならされているとはいえ、魔物と共存。まああまり気にしないでおきましょう。
そして最後に並行世界で僕らが暮らしていた建物を見に行く事に。
この建物は・・・・どうやら並行世界で修繕したような修繕をしたようです。
どうやら変に綺麗にしてしまうと、並行世界の時生まれた子供が生まれない事になるかもだから・・・・らしいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます