第97話 3人がやってきた

部屋の外で話していたのですが、先ほどの3人がやってきました。


「あ、森江さん、今からですか?」

僕がききます。

「ええ、宜しいかしら?」

「そうですね・・・・あ、侍女さん、吉安さんと伊知地さんを呼んでもらえますか?」

「どちらへお連れすれば?」

「・・・・さっきの部屋がいいかな?」

「かしこまりました。」


侍女さんが去っていきます。


すると変な突っ込みを森江さんが・・・・

「ちょっと常山さん?今の侍女さん?まさか手を付けたのでは?」

「・・・・いいえ、その逆ですよ。あの手この手で僕に手を出させようとしてくるんです。困ったものですよ、ははは・・・・」

森江さんは才村さんを見ます。

「ねえ、もしかして・・・・貴女にも手を出していないの?」

「・・・・そうなんです・・・・誘ったのですが・・・・」


整った顔立ちの女性は2人の会話に対し、目を見開きながらじっと聞いてます。そして・・・・

「ふ・・・・不潔!いやらしいわ貴方。」

「ええと何処をどうすれば僕がいやらしいのでしょう?」

背の高い女性が突っかかってきます。

「・・・・男なんてみんな滅んでしまえ!」


彼女に何があったのでしょう?


「とにかく一度先ほどの部屋に戻りましょう・・・・」


ぶつくさ言いながらもついてくる背の高い女性。

そして皆後についてきます。

今才村さんは森江さんと何やら話しています。

「お手数をおかけし、申し訳ありません。」

整った顔の女性がそんな事を言ってきます。


「気にしないで下さい。ところで、街の中に行ったりは?」

「いえ、この建物から出ていません。」

「・・・・じゃあギルドとかも・・・・」

「はい・・・・」


「ところで・・・・あ、着きましたね。ではどうぞ。」


ついてきた全員が入ります。


そして僕が先ほどの席に座ると、才村さんが隣に座ります。

才村さんの正面に背の高い女性が。

その隣に、つまり僕の正面に森江さんです。

最後に、何故か整った顔立ちの女性・・・・名前聞いといたほうがいいかな?がもう一方の隣に座ります。

あ、あとの2人どうしよう・・・・


すると、吉安さんと伊知地さんが部屋に来ました。

「あの、何かお話があると聞いて、来たのですが・・・・」


「まあ空いてる場所へ座って下さい。」


僕は着席を促します。


「ええと、このメンバーでいいかな?本当はあと2人いるけど、多分こういった集まりに興味がないと思うので・・・・」

「こちらはこの3人でよろしいですわ。」

森江さんが。

「ええと、信用できない人がいるのでしたよね?それで・・・・あ、申し訳ありません、僕名前を知らない方がいますので、できれば自己紹介してからにしませんか・・・・?」

「いいですね。では誰からでしょう?」

「あ、ええと、まず僕からでいいですか?」

「お任せしますわ。」

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