第75話 鍛冶スキルと付与スキルそしてテイムスキル

僕はこの間に、気になるスキルを見かけたので、後から来た3人に話を聞く事に。

「ねえ、君らは生産系のスキルだったんじゃないのかい?鍛冶スキルは何となくわかるけど、付与スキルとは何だろうね?もう1人はテイム?」

よくこんなスキルで勇者と共に行動しようと思ったもんだね。

あ、この3人、剣術はそれぞれ持っている。


後から増えたんだろう。

きっと森信君が教えたんだろう。


僕は3人の様子が見えるように土壁の一部を取り除き、3人をさらに土魔法で身動き取れないようにする。


「・・・・まあ今後は王宮で大人しくしていてほしいものだけどね。」

僕が今考えているのは、吸収スキルと、複製スキル。

もしかして無限大にスキルが増えるかも?

そんな馬鹿なとも思うけど。

なので、才村さんで確かめる訳にもいかず、3人で試す事に。

魔力切れを起こしても嫌なので、先ずは3人のスキルを吸収。

それぞれのスキルが手に入ります。

そして、そのスキルを複製と言う形で元に戻せるかを試します。

「く・・・・何したんだ!妙に体の力が抜けるじゃないか!」

「まあ秘密です。教えると思いますか?」

「あ・・・・貧乏くじを引いちまったよ。甘い言葉に引っかかった俺らが悪いんだけどさ。なあ・・・・今後はあの建物で、スキルで暮らすから、何とかならないか?」

「・・・・貴方達、侍女さんに手を出しましたよね?それも結構滅茶苦茶に。」

「う・・・・それは・・・・抑えられなかったんだ!あんな美女が一緒に居て、手出ししてもいいと言うじゃないか!」

「それは誰から聞いたのですか?そして侍女さんの同意を得ての行為だったのですか?」

・・・・黙ってしまいましたね。

「きっとそこの森信君にでも言われたのでしょう?俺らは転移者だから、どれだけやっても問題ない、と。あいつらはそのためにいるんだから・・・・みたいな。」

「・・・・その通りだ・・・・ああ、俺は何て事をしてしまったんだ。あの女性、初めてだって泣いてたよ。日本じゃ性犯罪だな。俺は・・・・どうしたら?ここでは警察は居ないんだろう?」

「そんな事僕に聞いても知りませんよ。貴方方は一度街を追い出されました。まあ、そこの森信君に責任を押し付けて、貴方方は戻る事ができるかもしれませんがね。ですが今までのような好き勝手は二度とできないでしょう。」

「う・・・・だが、街を一歩出れば、さっきのような化け物がうろうろしてるんだよ!生きていけねえ!頼む!街に戻らせてくれ!」

そう言われてもね・・・・戻ったところで、どうするの?一度追い出されたのに。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る