20配信目 【I WANNA BE THE SATAN】鬼畜ゲーをプレイするのじゃ!【キラキライブ/ニーナ・ナナウルム】
【I WANNA BE THE SATAN】鬼畜ゲーをプレイするのじゃ!【キラキライブ/ニーナ・ナナウルム】
:(^q^)マオウサマバンザーイ!!!
:(^q^)マオウサマバンザイ!!!
:アイワナじゃん
:(^q^)マオウサマバンザーイ!!!
:クリアできるかな?
:記者団おおいな
:へんに記者団定着してて草
「さあ、お主ら! 今日は鬼畜ゲーと名高いアイワナの派生作品『I WANNA BE THE SATAN』をやっていくぞ!」
海外のとあるプログラマーによって作成された、PC用フリーアクションゲーム『I WANNA BE THE GUYS』。通称アイワナ。
どう考えても権利関係的にアウトな素材が使われていたりするが、一応フリーゲームとして配布されている。
理不尽なトラップによる死因が多い鬼畜ゲーとして名高いが、随所に様々なゲームのオマージュが散りばめられており、思わずフフっとなってしまう。そんなセンスのあるトラップが日本人にも受け、昔ニヨニヨ動画で大きく流行した…… らしい。
らしい、というのは、実のところ我はあまりアイワナについて詳しくない。
鬼畜ゲーであるというのはなんとなく知っておるが、プレイしたことはないのじゃ。
今回はそんな『アイワナ』に影響を受けた人が作った派生作品の一つ、『
『I WANNA BE THE SATAN』を直訳すれば、『私は魔王になりたい』。
一応主人公が魔王になるために旅をするという設定らしいが、ぶっちゃけストーリーなんてアイワナ系にはあって無いようなものと聞いておる。
アイワナ派生作品のタイトルは慣例的に『I WANNA BE THE 〇〇』とすることが多いらしいので作者もあんまり考えず
「じゃあ、早速プレイしていこうかの。まずは難易度選択か……」
難易度はEASY・NORMAL・HARD・
難易度の違いで何が変わるのかの説明が選択メニューに無いが、うーむ、どれが良いかのぅ?
「ま、我ってば
ほい、っとNIGHTMAREを選択。
:あ
:あーあ
:やらかし
:もうクリアできないねぇ
:あー…
「え、なんじゃなんじゃ?
我まだ難易度選択しただけなんじゃけど?」
:その難易度、セーブ出来ないぜ?
:セーブポイントなくなるよ
:ノーミス前提や…
:変更したほうがいいよ
:せめてHARDのが
:難易度ってセーブポイントの数の違いだけだぞ
「まじか…… まあでも逆説的に言えばノーミスでクリアすれば良いのじゃろう? よゆーじゃよゆー 我、魔王ぞ?」
:フラグ
:涙目魔王期待
:レーペックス上手いしワンチャン?
:レーペックスとはゲーム性全然違う
:そういえば権利関係大丈夫?
:あーそういえば配信してOKなんか?
「ん? ああ、心配ご無用じゃ。
たしかに主らが心配するように、アイワナ系は権利関係的にアウトなものも多いが、I WANNA BE THE SATANはアイワナ系にしては珍しく、ドット絵からBGM、
他作品のオマージュやらパロディやらもあるが、パロディとして許容される範囲のものしかない……と我のマネージャーからは聞いておる。
加えて作者がQ&Aで『You are free to stream or create videos of I WANNA BE THE SATAN. You are also free to monetize your videos in all the standard forms of video monetization. Enjoy!』と言っておるように、配信も許可されとるし、収益化も許可されておる。まあ今日の配信は収益化しておらぬが」
:発音良すぎて草
:全然話聞いてなかったけど英語の発音綺麗すぎてびっくりした
:ちゃんとマネにも許可もらってて安心
:英語つよつよ魔王様
:英語得意やったなw
:むしろ配信可能なのこれくらいしかないしな
:ぶっこ抜きないんだ
:サタンって全部作者が自作してるのか…
:作者ってかサークルで作ってたな確か
「さ、NIGHTMAREでがんばって征くぞー。
ふむふむ、Shiftキーでジャンプで、Zキーで銃攻撃、方向キーで移動じゃな」
ゲームが始まってまずは操作感を確かめてみる。
特に癖もなく、シンプルな操作でいい感じに自キャラが動いてくれる。ジャンプは2段ジャンプまでできるようじゃな。
I WANNA BE THE SATANは2D横スクロールアクションで、簡単に言うなら某マリオ兄弟のゲームみたいな感じ。
マリオ兄弟のようにジャンプして障害物を飛び越えたりもするが、主人公は最初から銃を持っているので、それで敵を倒すらしい。
「とりあえず1面は敵が出てこんのかのぅ? ま、このステージはチュートリアルみたいなもんじゃろう」
左上のところに行けば次の面に進む感じじゃな。
右に進んで、リンゴがなっている木々を抜けて、今度はリンゴの木の上の足場を左上に行く、という感じで大丈夫じゃろう。
「最初は簡単じゃな。
横に進んで…… って危な! え、急に木になってるリンゴが落ちて来たんじゃけど?!?!?」
:よく避けれたな今の…
:魔王様すげ
:初見でリンゴアタック避けるのか…
:チッ
:避けやがったw
「なるほどじゃな。これが鬼畜ゲーたる
しかーし! 我が一枚
なんじゃ意外と大丈夫そうじゃないか。
NIGHTMAREにしてしまって少し心配しておったが、この程度であればOKじゃ。それに、今のでリンゴが木から落ちてくるのは分かったからの。落ちてくると分かっているものを避けることなど
「ほいほいーっと。らくらくリンゴの木は突破じゃ。
全部のリンゴが落ちてくるわけではないのか。ま、次はリンゴの木の上の足場を渡って左上の扉のところに行けばよいのじゃろう? 簡単じゃな! 鬼畜ゲーとは名ばかりではないか! ふんふーん♪」
:あ、ここは…
:(こい…こい…!)
:得意げ魔王様たすかる
:鼻歌すこ
:ドキドキ
「ふんふーん♪ よっ…… ヴぇア!?」
ファ?!
なんじゃ今の?!?!?
木の上の足場を渡っていたら今度は木になってるリンゴが“上に落ちてきた”んじゃけど!!? 死んだんじゃけど我!?
「なんじゃ今の!? リンゴがなぜ上に落ちてくるのじゃ!?
重力仕事してないじゃないか! こんなのアイザック・ニュートンが驚きすぎて冥界から復活してしまうじゃろ?!」
:草w
:予想通りの反応で安心した
:凄い声でたなw
:ゔぇあ!
:ニュートン「?!」
:wwww
:ww
:こらニュートンさんもビックリですわ
:ニュートン「えー…」
:ニュートン「ワシに言われても…」
:wwww
:仕事してない重力さんサイドに問題がある
「スゥー……
しかも死んだら最初からか…… なるほど。 難易度NIGHTMAREにしたからセーブポイントは今後一切出てこない。つまり、死んだらまたここからか……
なるほどのぅ……」
我は思わず天を仰いだ。
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