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なまたまごん

普通の町の普通の高校にその少年は通っていた。その少年には普通じゃないことがあるそれは生まれつき目が見えない。普通の人が普段見ている景色が見えない、例えば授業をしている先生の眼鏡さえも見えていない。そして少年は色も見えていない。うまれてから少年に見えている色は黒しかない。心みなぎる赤、静かな青、自然を感じさせる緑を少年は見たことがない。

そんな彼にも当然ながら好きな人がいる。その子は障害を抱えている彼を受け入れていて唯一の友達だ。彼は明日の放課後告白すると決めていた。今、明日げた箱に入れる手紙を書き終わった。もちろん点字で放課後屋上で待ってると書かれていた。彼女は点字が読める。彼女がこれを読んだとき一瞬で彼だとわかるだろう。

午後9時寝るには早いがやることもないので寝た。翌日6時に目を覚ますいつものルーティーンをこなし朝食を食べ7時半に家を出る。電車に揺られながら彼が好きな音楽を聴く。そして学校についた。緊張しながらも彼女のげた箱を探りようやく見つけた。そして手紙を入れる。そして、いつものように教室に入り席に着く。数分後彼女が来て話しかけてきた。いつもと変わらない声で「おはよう」と話かけてきた。でもいつもとは違う声だった。なにかを決心したかのように彼には聞こえた。一日はあっという間に過ぎ最後の授業になっていた。その授業は体育は出たことがない。スポーツができないので免除されている。だから彼は体育が嫌いだ。数十分後体育も終わった。いよいよ告白だ。

ホームルームが終わりすぐに屋上に向かった。そしたら彼女の声がしてドキッとした。

彼は想いをすべて彼女に伝えた。彼女の返事はおっけーだった。その一瞬だけ彼には彼女のことが見えた。その時彼の目から涙があふれてきた。彼がみたのは彼女じゃないかもしれないでも彼は彼女だと信じた。

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