偵察隊、、、
特訓的なことを始めてから肌感覚で三ヶ月と数日、だいぶん回復してきた私は既に能力未使用で自重を制する程度にまで筋力を回復させていた。
まあ全盛期と比較してしまったら悲しい位に貧弱なんだけど、、、
まあでも自重で崩れてた頃と比べたらソコソコ達成感がある程度の成長ぶりであった。
そんな第一目標をクリアした私の次なる目標は矢張り地上への脱出になるだろう。
実際、私は悠久を生きると言っても退屈を感じないわけではない、、、
とゆうか正直言って退屈は飽き飽きしてるんだよね。
何せ幾万年も微動だにできなかったわけですし?
「まあ能力を使えば抜けれそうだけど〜」
なんか筋力鍛える延長戦で能力使わず抜け出したい気分だよね〜
うん〜
なんか称号に似合わないことしてるけど別に良いよね?
「災害の偵察ですか? 僕が? 絶対イヤなんすけど?」
「いや命令だからね? いやとか知らないからね? いや普通に命令違反はダメよ?」
「なんで僕っすか! 今日から一週間は寝て過ごすはずだったんすよ⁉︎」
「いや知らねぇは! いや、お前軍人の自覚持てよホント?」
「拒否権ゼロっすか?」
「いやゼロだよ、ずっと言ってるじゃん」
軍部を率いる男の部屋とは思えない殺風景な大量の本棚と本、壁に隣接した机と椅子意外には何もない部屋で中年より少し老けたような風貌の座った男に向かい合って気怠げな二十代前半の男がぼやきながら立っている。
ここはレクト王国、大きくも小さくもない内陸国で人口120万前後の国だが海に隣接した国柄から同じ大陸内の発展途上国から石油や鉄材を輸入し加工して貿易国の島国に物資を輸出したり海産業とかで国を回している。
そんな国なのだが、今回海産の要であったフールズとゆう街の沖から3キロ渡った海上の近辺で災厄誕生独特の魔力振動が衛星で観測された。
彼はその確認及び厄災が見つかれば容姿の撮影や出来る限りの情報収集を任じられ、全力で拒否っていた。
と言うのも彼は団員1000人近くの諜報隊で隊長の任を担っているのだ。
が、ここ数ヶ月前に潰れた国で集められていた情報を資料にして収納する作業に三週間ぶっ続けで明け暮れていた、、、
そして今日から仕事のない時間で遊ぶはずだった。
にも関わらず急務で駆り出されるとなれば流石に、とゆうのが現状であった。
「分っりましたよ、もう!」
「いや、分ってくれて嬉しいなぁ!」
「でも最近は色んな仕事で人員居ないから動員できて25人くらいなんすよね〜」
「いや、それで大丈夫だよ。 元々君には少数精鋭で頼むはずだったしね」
「んぐっ、んじゃ用意してきますね」
男は諦めた、と言うより問答に飽きたような顔で呟くと変に質素な目屋を退出し建物も出て隣接されている軍部の寮へ消えていった。
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