ある晴れた朝に


 人生は選択の連続だって 誰が言ったんだろう

 右に曲がるか、左に曲がるか

 パンにするか、ごはんにするか

 夢を追うか、あきらめるか


 人生は後悔の連続だって 誰が決めるのだろう

 右に曲がればよかったのにって

 パンにすればよかったのにって

 夢をあきらめればよかったのにって



 わかってる

 わかってる

 わかってる


 笑顔で送り出す母が昨日泣いていたことも

 明日私が泣いていることも 


 それでも ――

 今は眩しい未来しか見えなくて

 自分のことしか考えられなくて

 

 

  今朝、年老いた母を置いて この家をでる 

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