まず第1次世界大戦直後という時代背景が秀逸。変動と不安と期待が同居し、銃器と刀剣が共存できる最後の時。ガンアクションから剣戟の展開も自然に感じられ、特徴の一つである戦闘描写が活きている。
娘への愛と手遅れになるかもという焦燥がストーリーに厚みを与えている。
せりふ回しも主人公の年齢もあって大人のスタイリッシュなそれで、作品の雰囲気をきっちりと作り上げている。
残り7日がどう展開していくのか(現時点まだ2日目の途中ですが)目が離せない。
小説は小説の良さがあるのでコミックの画像で見たいと思ったweb小説はあまり多くはないのだが、この作品のアクションシーンはコミックで見たい!と期待させるものだった。レトロなデザインの銃器、装具類も相まって見ごたえがあると思う。
良質のホラーアクション作品を探している方にはぜひ読んでもらいたい。