「黒竜（ブラックドラゴン）が欲しいんです」

　エメは伝説（レベル100）の魔法使い（テオドール）の黒竜退治（おとぎばなし）に憧れている。その真剣な表情に、アダンは舌打ちを返した。

「狙って出せる仕組みじゃないだろ召喚（ガチャ）は」

「だって、アダンさん、もうじきレベル100だから」

　アダンは前髪を掻き毟って溜息をついた。

「俺が黒竜（ブラックドラゴン）なしでも伝説（テオドール）以上になってやるから」

（140文字・ルビ除く）

□■□■□■□

『ダンジョンマスターはおとぎばなしを夢みてる』

エメは生活費削って召喚（ガチャ）をしてぶっ倒れたことがあるので（本編第三章）、アダンによって魔虹石錬成（課金の仕組み）を制限されてしまっています。

でも、エメにとって黒竜（ブラックドラゴン）は是非とも契約したい憧れのモンスター。そして狙っているモンスターに限って召喚（ガチャ）で出ない。

そのうち竜（ドラゴン）種確率上昇（ピックアップ）召喚（ガチャ）とか実装されると良いですね（そうなったらそうなったで沼）。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい