用語まとめ1
◯世界と国名について
◼️ラスティア
この世界の名前。
地球のような意味合いでつけられている。
いつ誰がそう呼び始めたのかは不明であるが、およそ200年ほど前のものとされている文献ではすでにそう記されていた。
それ以上前の文献といったものが存在しておらず、それよりも先のことについてはわからない。
大陸には全部で合わせて5つの国しか存在しておらず、その先の海の先には何があるのか不明である。
大きさで言えば、1つ1つの国が地球のフランス程度。
近年ラスティアの至る所で魔物たちが凶暴化しているらしい。
◼️王国<メガロス>
政治体系として王権制が採用されている。
国全体として比較的豊かな大地を誇り、少し街の外を出ると大きな麦畑を一望することが可能。
食糧生産量が5つの国の中では最も高く、他国へその関係の輸出も多い。
気候は一年を通して非常に穏やかで治安も悪くなく、5つの国の中でも最も暮らしやすい国だと言われている。
その国旗には、真ん中に王を表す剣とその周りには豊かさを表す麦の穂と蝶が描かれているのだ。
地図を広げた時に右上に位置し、聖国と魔国に隣接。
◼️聖国<アーィオ・フォス>
天使教と呼ばれる宗教を国全体で重んじている所謂宗教国家。
国のど真ん中にはとても荘厳な大聖堂が鎮座しており、毎日毎日他国からの観光客でも非常に賑わっている。
政治体系は国のトップに教皇が立って国を治めており、全体的にみて様々なところで教会が強い権力を持っていると言えるだろう。
国の至る所を綺麗な川が流れていて、その綺麗な水は瓶などに詰められ聖水として売らている。
他国からの観光客からはお土産として非常に人気のアイテム。
その国旗には左下に道に迷う人々を表す舟、右上にそれを導く灯火が描かれている。
地図を広げた時に中央真ん中上側に位置し、王国と獣国と隣接している。
◼️獣国<アポリト>
国全体が深い森の中にすっぽりと収まった国であり、まとまった平地というものが基本的にはない。
これはなぜかこの国では木を切ってもおよそ一年程度で1m程度にまで直ぐに成長してしまうため、開墾というものができないからである。
そのためこの国の人々は木々の間へ家を引っ掛けたツリーハウスの中で暮らしている。
暮らしている住民のそのほとんどが獣人と呼ばれる身体に耳や尻尾などが生えた人種であること。
政治体系として最も強いものが国を治めるべきとされているため、数年に一回武闘大会が行われて、そこで優勝したものが長になる資格を持つ。
国民も強くないものの言うことでないと聞かないと言う者も少なくない。
国全体としては木の成長速度の速さを活かした主に林業が盛んで、その反面畜産や農業といった産業が全くといっていいほど無い。
そのような事情もあってか畜産や農業が盛んな王国とは、輸出入などの国交が最も盛ん。
その際、聖国の関税がかかるのを嫌い船で海路を通って外側からやり取りを実施。
国旗には三日月が中心に描かれている。
地図を広げた時に左上に位置し、聖国と霊国と隣接。
◼️霊国<ドゥロパロス>
国の周りを峰が覆ってしまっており、湿気とその立地の関係から年がら年中、街の中を霧が立ち込めている。
そのため不死族と呼ばれるものたちを除いて、ここで生活することは基本的に困難であるだろう。
政治体系としては、長老と呼ばれる最も長く生きている者が取り仕切ってはいるものの、基本的に国民全員による多数決で決めており、極めて民主主義の政治体系に近い。
不死族は霊国の外へ出ると死んでしまうため、他の国との関係が非常に薄い。
そのためこの国の内部情報はあまり出回って来ない。
ただし商人たちなどの個人単位のやり取りは多少なりともある。
国同士での話し合いの場などでもそもそも表に出てくることがなく、仮に出席したとしても中立の立場でいることがほとんど。
国旗には太陽と竜の姿が描かれているが、どう言う意味なのかはわからない。
地図を広げた時に左下に位置し、獣国と魔国と隣接。
◼️魔国<プロフィティア>
魔族と呼ばれる人たちが主に暮らしている国。
所属している全員が魔法を使えるような強力な軍隊を所持していて、5つの国の中でもその軍事力は随一であると言われている。
また、学問に関しても優れており、毎年学園での上位クラスには魔国の者がかなりの数を占めていることが多い。
政治体系として身分の高いものたちが投票により代表者を決定し、その代表者が国を取り仕切るという制度。
国旗には叡智を示す本とペンが描かれている。
地図を広げた時に右下に位置し、霊国と王国と隣接している。
◯種族ついて
◼️人族
この世界で最も数が多い人型の種族。
種族全体でこれといった特徴が他の人族と比べて無く、これといった強みも無いが弱みもないのが特徴かもしれない。
他人族とのやり取りでは、相手側の苦手分野を埋めることも。
◼️獣人族
人のような体に獣の耳や尻尾などが生えた人種。
その身体能力は非常に高く、肉弾戦においてはこの世界に暮らす全種族の中でも最強と目されている。
反面細かい作業が苦手で、加工や細工などは他の種族に頼るところが多い。
◼️不死族
食事というものを一切必要とせず、大気中に漂う魔素と呼ばれるこの世界特有の物質を吸収して生きている。
彼らには加齢という現象がなく、それゆえ魔素の吸収器官である内臓を破壊されない限り、ほぼ永久的に生きることができるのだ。
外見は肌は青白く、年を取らない代わりに太陽の光を浴びるとたちまち体が燃え上がってしまうため、基本的に霊国の外へ出てくることは無い。
そんな不死族だが、生殖によって増えるのではなく、ある日突然霊国のどこかに現れると言われている。
◼️魔族
魔素と呼ばれる空気中の物質を操作することを得意とする種族たちが暮らしている国。
特徴として角や尻尾などが生えている点は獣人族とも非常に似通っているが、全員の共通事項として黒い羽が生えていることが挙げられる。
天使教の教義として白い羽が生えたものを天使と扱うため、天使教を信仰している人たちの中には彼らのことを嫌う人もいるそう。
◯宗教ついて
◼️天使教
日頃から善行を積むことで、自身が死んだ時に天使が迎えに来て天国へと連れて行ってくれることを、信じるという宗教。
一言で天使教といっても、宗派がいくつか存在しており、その宗派によって祈りの方法や考え方が大きく異なることもある。
中にはかなり過激な考え方をする宗派も。
◯学園と主要科目ついて
◼️学園
5つの国が合同で作成した教育機関。
15歳になったときに、一斉に通うことができる。
ただし強制ではなく行くかどうかの判断は各個人の任意。
世界全体における教育レベルを統一し、また一般のものたちにもそれを施すと言う理念の元作られた。
がしかし、理想はあくまで理想であり実際は通えない人々も多く存在する。
全寮制であり、卒業するまでのしばらくの間、長期休暇などを除き家族とは離れ離れになる。
学園に来る前から教育を受けていたものとそうでないものの差を考慮して、入学してからクラス分けのための試験を行う。
地図を広げた時に中央真ん中に位置し、すべての国と隣接。
◼️主要科目
学園で定められた全国共通で必須となる科目。
7つの学科科目と4つの実技科目に分けられる。
学科科目
・数学
・共通語学
・魔物学
・元素学
・政治/経済
・地理/歴史
・神話
実技科目
・剣術
・槍術
・体術
・魔術
◼️元素
魔法を使う時に用いられる大気中に存在する、不思議な物質。
それぞれ属性というものを帯びており、多種多様なものがあるが、その大半を主要属性と呼ばれる7属性が占めている。
主要属性
・火
・水
・雷
・風
・土
・木
・氷
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