277 悠久
本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい
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「う ん、、んおっ!?」
一回だけ、多分八時とかに、一回だけトイレに起きた
、、その後、座敷が少し空いてたから
二度寝してしまった
「あ、起きた~にん じゃない ジーン」
「おはようございます、やっと起きましたね~」
寝起きには少しうっとおしい幼女
それと爽やか過ぎる従者が液体の注がれたグラスを差し出す
「あぁ、うう˝ん あ˝ぁ~あ~ おはよ、あんがと」
半分開いた目を擦り、少し喉を整えてから挨拶を交わす
寝袋の中にいた筈の子猫は、、そりゃそうだが
昨日までドンチャンやってた?周りの何人かもいなくなっている様に見える
のだが
「ん!」
おかわりをよこせとばかりに
「あ、二つね」
「アル~こっちにもおかわりじゃ~」
グラスやらジョッキをカウンターに置くのは巫女だけでは無い
「も~なんでドリンクばっかり~ご飯作りたいのに~」
作らせまいとしている訳では無いのだろうが
「オルカにも飲ませてあげようよ」
「アルちゃんこっちにもお願い」
ツインテールだけが忙しそうにしている
でも まぁ
「あ!ちょっとだけ手伝ってよ~」
「え、もう少しで出ないとなんだけど」
「ちょっとだけだから~ ね~ 奢るから~ ね~え~」
あった様な、あるべき光景に
寝起きでこれまた泣きそうになった
(んだかな~繁盛しそうじゃん でも待って!?コレってまた乗っ取られてたりしないの?俺の店)
そんな事などお構いなしが如くもう飲み始めているメンバー
耳を傾けてみると話している事自体はあっちもこっちも結構重要そうだ
カウンターでは巫女と元騎士が情報共有をしている
「んで?いたのか?」
「あぁいたよいたいた、とりあえず吐かせたけど駄目だね、知ってる事ばっか 単純に大臣側に取って付けた様な小物だったわ~」
「まぁ、だろうな強固な繋がりには見えなかったし」
「だからアレに復讐なんかもしない、、ってか別に今更、だから復帰も蹴った、白い女の件だってだんまりだったし」
「、、そんなもんだろ」
何言ってるのか分からんかったからきっと大人の話だろう
そして次はその後ろのテーブル
「う~んそうなると王自ら監視してる事になる、、けど そこまでとは」
「変化(へんげ)してストーカーとかもう何でもありですね」
「姫様も気を付けて下さいよ?四六時中見られてるかも!」
バルと双子 それと
「み、みられれられえ?wてやな事なあん て ない の」
「俺の酒は良いから水と拭く物をもらえないか?」
早々に出来上がってる姫様を隣で介護しているのは大きめのエルフだ
族長の口周り、それと机の上とかはグズグズである
(いや双子!オイ双子! なんでソレに話振ってんの、あっ!楽しそうだしわざとなんですねはい って?あれ?)
「チャラ男とシャーマンいなくない? そして代わりの様に酔っ払いを介護してるあのマッチョメンは何者?」
状況把握がいまいち出来ず、近くのシフ先生に問いかける
「あぁ、二人は瘴気の元へ向かいました 距離ありますから帰って来るの明日でしょうかね あそこの彼は森から今朝呼び出されたみたいです 名はオルカ、これまたラフィの、、お目付け役?ですかね」
「ほぉ? なんだろ、急に人員増え過ぎじゃね?」
ついつい近くのメモ帳に追加分の名前を書き殴る
「でもギルドの依頼とかじゃなくリッツさんの方で使うみたいですよ?」
「 はい?」
もう色々! 色々だよ!!
軽く二日酔いだし進み過ぎてわっかんないからほっぽり出したかった、けど
「あ!カセン?がねジン起きたらコレ渡せって、それでね?シフもジル、、じゃなくてセバスも持ってたし、私もソレ欲しいんだけど?」
幼女が戦闘服を渡して来るもんだから
「せめてチャンを付けてやんなよ、セバスじゃもう誰かも分かんね~じゃん 今度王都行ったら可愛いの買ってやんよ」
受け取ったエプロンを強めに締め
いつもの定位置
エルフじゃない方の姉妹がいるキッチンへと向かう
お仕事だもの み〇を
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