羨望を嫌う。
羨望という感情を、心底嫌っている。
抱くのも、向けられるのも。
その感情が間違っている訳では無いことも、重々承知はしているけれども。
頭が理解してても心が納得してくれない、のような。
どうしても、決して、消えることのない隔てがある。
それは根であり血であり、覆せないものである。
それは、だから。きっとそれは、そこに消耗する感情というのは無意味だと、思う。
きっと私たちは学ばなければいけないんだと。手を離し諦めることを。
海を隔てたその向こうに、憧憬し、羨望している。
こんな時でさえ、私は羨望を抱く。そこに居れることを。
そんな自分を、酷く嫌っている。
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