それでも、笑みを崩してはいけない
夜風が思いのほか冷たくて体温を奪って言っても、
眠ろうと布団に潜って口から出る祈りが朝が来て欲しくないであっても、
明るくなった窓外を眺めて泣きそうになっても、
それでもまだ、呑まれてはいけない。
溢れてしまう涙に溺れそうになっても、
この世界に立つ私はまだ、笑みを崩してはいけない。
強さをもたない、弱い人間である私の、私だけの、戦い方。
私が私で在り続ける為の、意地の張り方。
それでも広く、美しく聳え立つ、大好きなこの世界の前に私は立つ。
どこまでも心の底から笑みを浮かべて私は立つ。
生きているんだ、と叫べる生き方をできるように。
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