第51話 祝☆一周年

 私がカクヨムに初めて作品を投稿したときから、一年が経ちました。


 2020年7月、「最初から最後まで小説を書き上げられるのかな〜、自分」と思いながら処女作を書き始めました。作品を一つ完成させられるまで、自分のやる気が続くとは考えられなくて、途中で放り出すだろうな、と思っていました。


 長い間「小説を書く」というのは、才能のある人の特権だと思っていました。なので、「小説を書く」ことも、水泳や料理と同じように、練習すれば上達するものだと知らなかったんです。


 誰にも評価されないような駄作は、書く意味がないとも思っていました。プロじゃなくても、小説を書いている人はたくさんいるし、小説を書く理由も人それぞれ。ただ楽しいから、という理由で小説書いてもいいし、140字で書く短編なんてのもある、なんてことを発見したのも、ここ一年のことです。


 一年前、生まれて初めてカクヨムに自分の作品を公開したわけですが、「ボコボコに批評されたらどうしよう」という恐怖と「いきなりすごい人気になったりして〜♡」ていうおめでたい妄想の間で、無駄に心拍数を上げつつ、震える指でえいやっと公開ボタンを押しました。


 結果、誰からも、何も、言われませんでした。ずーーーーっとPVが0。PVが見える画面を見て「また0だった」と確認し、「でも、あと5分くらいしたら増えるかも」と一日に何回も画面を更新したりしました(笑)。最初の数日間、あまりに無反応なので、辞めようっかなーと思っていました。新人の新作を掘ってた、近藤近道さんという方から、すばらしいレビューをいただいたおかげで続けられました。最初のレビューって忘れられないですよね〜。


 一年続けてみて、書き手さんとの交流が生まれ、作品を投稿したら、誰かに読んでもらえて、コメントまでもらえるというありがたい環境になりました。すばらしい作品を無料で読むことができて、その作者さんたちと直に交流ができるというのも、よく考えてみたらすごいことだなと思います。あんとき辞めなくてよかったなとつくづく思います。


 コロナ禍でも楽しめる趣味ができて、本当にラッキーです。みなさまのおかげで毎日楽しいです。


 これからもどうぞよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る