第17話 改稿って難しい
新作を出そうと思って、さる方に下読みをお願いしたんです。
とっても建設的で愛のある「ここをこう直したら、もっとよくなる」的なアドバイスを受け取って、感激しました。そんなアドバイスなかなかできることじゃないと思います。その人は、箸にも棒にもかからないような駄作を読んでも、いいところを見つけて建設的なアドバイスができるタイプです。私は絶対に無理です。
かつて改稿で失敗して頓挫した私でも、これなら改稿できそう♩ と思って嬉々として書き直し始めました。
まとまった時間を取るのが難しいので、1時間とか2時間とか、ちょこちょこやってたんですけど、あれ〜? 3時間もあれば余裕でいけると思ってたのに、終わらないわ〜。というか、どんどん壊れてきた〜。
あれですね。デッサンとかやってて、だいたい仕上がってきたころに「ん? 肩とアゴの高低差がなんかおかしい」と思ってそこを直したら、「あれ? そうすっと目の位置が変だ」と思ってそこも直す。そしたら「ありゃ? 今度は耳の角度が……」なんて直してるうちに、どんどんドツボにハマっていって「よし、最初からもう一回」てなるパターンですね。ふっ(涙)。
小説書いてると2時間とかあっちゅーまに経っちゃいますよねぇ。あまりにも時間を食うので、小説を書くのをしばらくお休みしていたんですが、また書き始めました。でも、時間ばかりがズワっと消えていくわりに、何も達成できない日々が続いています。時間がブラックホールのように消えていくので、書き始めるのが怖い。
筆の速い方が心底うらやましい……。いやいや、遅くても書き続けている人はそれだけでうらやましい。
時間を忘れるほど夢中になれることがあることだけで幸運と思っとこう、自分。書けないことに、挫折感はともかく、罪悪感を覚えてしまうんですよねー。あと、むっちゃ書いている人と自分を比べてしまって焦ったり。せっかく心底楽しめる趣味を見つけたのに、それだと本末転倒だなと感じています。
楽しみながらマイペースで、ぼちぼち書いていきたいと思います。改稿もまだまだチャレンジしますよ。100歳まで生きるかもしれないし、そうしたらたくさん時間はある。今はリアルライフが忙しいけど、そのうち暇な日々もやってくる。いつかまた筆がノリノリの時期がやってくるさ。(と自分に言い聞かせています。)
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