ごはん

おいしい?

今日は、ちょっと凝ったモノにしたんだ

手間はかかるけど

そうやって、おいしいと言われると

作り甲斐があるってもんだよ

他にも

恥ずかしいけれど

髪形とか服とか

細やかなところまで見つけてくれる

そんな、君が好きなんだよ

きょとん

ああ、また、何を当たり前なって

顔をして

本当に困った人だなあ

いつかは離れることがあるだろう

未来の話をすれば必然と辿り着く

ずっと、は居られない

考えれば考えるほど、最後だけは


明日も、とびっきり美味しいご飯を作るよ

その次も、その次もそばに居られる分

おいしい、と律儀に答えてくれる

君の声や顔を見たいから

最後が、最期が来る前まで

ごはん

を作らせてはくれないか

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