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目次
毎年、祝っている
独りになったのは
選んだからで
ぽちぽちと文字を打つ時間は
日付が変わっている
変わったならば
祝わなければならない
お誕生日おめでとう
これで死に一歩近づきましたね
約束の歳の日は雨がいいです
朝の小雨に包まれながら
布団でゆっくりと寝たいのです
できれば満足げに
できれば苦しげに
できれば嬉しそうに
生を全ういたしました
生を心より呪っていました
毎年、文章を考えては
結局の所、死に損ないであり
からっぽであることが
いつもいつもわかるのです
選び取った道にて努力しないものが
己の手で死ぬなど烏滸がましい
ならば魂を削り、命を削り、頭も心も壊して
うめき声を上げながら
不安に悶えながら生き地獄を味わうがいい
恥知らず
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