第10話 学校の生徒達に復讐
燃え尽きる家を見届けた大罪人は、それを機にぱったりと無差別殺人をやめた。
ディアナが決めた次のターゲットは、学校の者達だった。
ディアナの陰口や悪口をたたき、少しずつ彼女をおいつめていった連中。
事実をみれば、復讐劇のきっかけになるほどではない。
彼等は、大した事はしていないと考えているのだろう。
しかし、受け取る側はそうだと思わなかったらしい。
「あの学校の生徒達にも、苦しんでもらうわ」
ディアナは、生徒達を学校に閉じ込めて、出られなくしてから一人ずつ殺害していった。
校舎の中が血で真っ赤になった頃に、ディアナは生徒達に呼びかけた。
ディアナの悪口を一番多くいった人間をさしだしたら、その人間だけを助けると。
「お前が一番悪口を言っていただろっ!」
「俺達の代わりに、お前が犠牲になれよ!」
「俺は、大した事言ってないのにっ! 俺よりお前の方がひどい事言っていたじゃないかっ!」
生徒達は、たちまちつぶしあった。
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