雑談

紅華

第1話

🖤"羅夢さん"


💚"なに?"


🖤"まんじゅう、19個目です"


💚"そう"


🖤"まだ朝の11時です"


💚"そうだね"


🖤"もみじまんじゅうは…1日最高15個までにしましょうって昨日…"


💚"いいじゃん別に。玖稲が作ったものでもない可もなく不可もないまんじゅうを食べてやってるんだから"


🖤"まだまだ修行が足りませんかねぇ"


💚"うーん、味に深みがない。食べれないことは無いけど"


💜"…?いやいや、美味しいですよ、このまんじゅう"


🖤"だよねえ!?僕的には満点なんですけどねえ"


💚"分かって無いね、君達は玖稲のまんじゅうを食べたことが無いから分からないんだよ"


🖤"へぇぇ…そんなに美味しいまんじゅうを作れる方が…尊敬しますね"


💚"ふ、紅華もプリンの味に厳しかったよね。冷蔵庫のプリンを私が作ったプリンにこっそりすり替えておいたらちゃんと後でぶっ叩かれたし"


🖤"はは、そうですね。プリン出すとプロみたいに味見るし。謎に走る恐怖っていうか"


💚"分かる〜、むぎもお茶の味にうるさいしね。あんずでも最初の頃はなんか違うって言われたりしてた"


🖤"僕は何もこだわってる物は無いんですよね〜"


💚"小さい頃の好きだった女の子、ずっと忘れられてないんでしょ"


🖤"否、いませんよ。そんな人"


💜"へえ〜!お兄さんの彼女さんの話、聞きたいです!"


🖤"彼女じゃない!!!"


💜"あ、ほんとにいたんすね、小さい頃から好きだった忘れられない女の子"


🖤"、、、"


💜"どんな女の子だったんですか?"


🖤"弱虫で、でも強くて、耳が元々聞こえなくて、小動物みたいに目が離せなくてしょうがない奴だよ"


💜"へえ!!お兄さんの片思いだったんですね!!"


🖤"そ、そんなこと…あるね"


💜"お兄さんの恋話って初めてです、面白いですね、俺は何も無いですけど"


💚"ええ、陽くんは恋したこと無かったの?ありそうなのに"


🖤"隠してるんじゃなくて?"


💜"いやいや、隠してませんよ!全く。俺の家系は全員隊員になるっていうので小さい頃から育てられてましたから"


🖤"それなら僕達の所に来てよかったの?"


💜"はい、俺は師範の呼吸を教わりに来たので。説明はあんまり分かんないですけど"


💚"そんな事はないよ"


🖤"否、説明が下手すぎるから僕が助手としてここにいるんですけどね"


💚"、、、"


💜"はい!お兄さんの説明分かりやすくて凄く為になります"


💚"私は"


💜"否、師範を見てコツは掴んでるんです!綺麗な動き…いつか師範みたいな動きが出来たらいいなっていうのが俺の夢ですから。勿論お兄さんも元柱な訳ですし、元々柱だったお二人に指導して頂けるのは本当に感謝してます"


💚"ならよし"


💜"師範、もうそろそろ訓練再開しても宜しいのでは?"


💚"嗚呼、そうだね。まんじゅうの皿、ごめんだけど片付けてくれないかな"


🖤"良いですよ、その代わりもう食べたいって今日は言うのナシですからね"


💚"断言は出来ない"


🖤"してくださいよ"


💚"…さて、再開しますか"


________________



🖤と💜は紅華の小説で出てくるのでお楽しみに__。

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雑談 紅華 @Iroiroiro168

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