World break down

山岡洸平

プロローグ

「う”ァ”ァ”ァ”ァ”ア”ッ!!!!!」

慟哭が虚しく響いた。俺の周りには、ついさっきまで生きていた肉塊達が転がっている。 

 仲間も、希望も、生きる理由も亡くした俺は何もかもがどうでも良くなっていた。

とっくに解放されているその能力使用するために、今から俺は条件を達成し、代償を支払うだろう。

 もはや世界にこの状況を止めるモノは何も、誰もいない。

 もうすぐ俺はこの世界の地図の残り半分を完全に消し去る。





脳内に発動条件が揃った感覚が響いた。

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