うちの先輩、虚言癖もちなんです

第1話 朝は大概こんなの

「よし、こんなもんかな」

朝ごはんは必ず2人分

自分のはちょっと多め

片方は少なめ

ガチャッとリビング入口のドアが開きのそのそやってくる俺の未来の彼女

なんか某神隠しアニメのカオの無いやつみたいやけどそこもまた愛おしい

「おはよ。ほーら、今日は華純の大好きな鮭やで」

「しゃけぇ」

舌っ足らずに鮭鮭連呼するこの子は、俺の大好きな幼馴染の華純

うさぎさんな一面もあるすごい可愛い幼馴染

「いたぁきまふ」

「召し上がれ」

もぐもぐもひもひ食べる姿を目に焼き付けつつ俺もご飯を食べ始める

ちなみに華純のご飯はコロコロ丸いちいさめのおにぎりにしてある

じゃないと食べてくれないからだ

「しゃけぇ」

「せやで〜。おかずも鮭やしおにぎりも鮭やで」

「あねとーね(*´꒳`*)♡」

あ、可愛い

この子すげぇ可愛い

「あ、博也や」

「ひろちゃばいばーい」

「今日も遅刻しよなぁ俺らは」

「うん！かしゅねちぃと一緒なの」

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ可愛いいいい

…あれ？呼び鈴なった？

………げぇ…博也おる

なんでぇ