あとがき

お礼とスピンオフ(戦国BL?)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


体験記の方ではすませていたのですが、あちらを読まれてない方へこの場を借りてお礼申し上げます。


ハート、コメント、お星さま、レビューありがとうございました。これらの応援はちょっと恥ずかしくてという読み専の方々、もう読んでいただいただけで感無量です。


書き手は、PVゼロという数字が一番ダメージをくうのです。で、1よりは2,2よりは3と数字は大きければ大きいほど、書くモチベーションになります。


ここでちょっと裏話、このお話しを思いついたきっかけは前世ものって巡り合っても同じ人を愛するのかーという素朴な疑問から。


私の大好きなマンガ「ぼくの地球を守って」は、前世の恋人が巡り合う話で、思春期のころ夢中で読みました。


でも、もうすれた大人(おばさん)になった私は、生まれ変わったら違う人がいいよねーなんて(笑)

そんで、前世でいがみ合って憎み合って殺し合った相手に巡り合って愛し合う方が、萌えるんじゃね?


と超ハードルの高い恋愛を思いついたのです。

で、前世のストーリーまで考えるのはめんどー(おい、言い方)ということで、歴史上で殺し合った人物使っちゃえ! そんでもって、歴史もので人気な戦国だな。とと-っても単純に考えました。


それで、できたのがこの「洛中はきょうも転生びより」です。ものがたりの種なんてそこらに転がってるんですねー


何が言いたいかと申しますと、テンプレを疑え! です(笑)


はい、お礼と裏話はこのへんで。本題!!

タイトルにある戦国BLが超気になってた方おまたせしました!

作家さんたちが、完結して次々とスピンオフを書かれてるんですよ。もうおふざけで。それがめちゃくちゃおもしろくて、私もやるーーと言うことで書きました。


一部の腐女子に大変好評でした、「前世の記憶 弐」の続きを書きまーす。

で、ここから、BLに耐性のない方。勘十郎によけーな属性をつけたくないと言う方は読むのをやめた方が身のためです(笑)


あっ、断っておきますがBL書いた事ないんで、腐女子さんたちのハートをいぬけるかは保障いたしかねます。

では、読んでやろうじゃないか戦国BL、という猛者はどうぞ読んでくださー―い。







「この織田家を率いていくにふさわしいお方は、勘十郎信行さま。あなただ」


蔵人が放った毒矢のような言葉は、勘十郎の内耳をゆさぶる。


その毒を打ち消すように、勘十郎は組んでいた腕をほどき、眼前に立つ蔵人の首をしめ上げた。

手のひらには、とがった喉仏の感触。


「いらぬ事を言う口だな。きけぬようにしてやろう…」


手にジワジワと力をこめていく。苦悶に耐える蔵人は、声にならぬ息をもらす。


その息がはてる刹那、勘十郎は手を離し青ざめた唇をむさぼった。


「言うたであろう。口をすうてやろうかと」


「お、お許しください……」


息も絶え絶えに、蔵人は目に涙を浮かべ懇願する。

その涙がたれ、左目の泣きぼくろをぬらした。


「いや、許さん」


そう言った途端、勘十郎は、蔵人のえりを乱暴につかみ、ぐっと後ろにずりさげた。


あらわになった首もとに、顔をよせる。まだ、男になりきらぬ甘い匂いをはなつその白き首に、歯をたてた。


ウッと一声耐える蔵人の艶のある声が耳をくすぐる。


体はまだまだ成熟していないが、中身はそれなりに熟れている。

勘十郎の被虐心は、煽られていった。


「そなたは、いつも俺に生意気な口をきく。仕置きがいるのお。その体に教えこまねば。今宵、俺のもとへ来い」


熱をはらんだ瞳を覗き込むように言うと、赤くうるんだ蔵人の唇は蠱惑的に吊り上がった。




はーーーい。いかがでしたかーー? 勘十郎ったら、鬼畜(笑)


これ、本編にはまったく関係ありませんので。あくまでもお遊びです。

戦国武将に衆道(男色)はテッパンでしたからね。命をかけて生きてると、これぐらいの愛情表現どうってことないんですよ(たぶん)


かの伊達政宗公も、自分の体を傷つけて血判状を作り男性と愛を誓い合ったなんて逸話もあります。ちなみにその血判状、今も残ってさらされてる……


彼岸の政宗公どう思ってるんだろう。意外にドヤ顔してたりして。


はい、ここまで読んでいただきありがとうございます。

では、最後のお願い。


まだお星さまつけてない方! どうか恥ずかしがらず(?)星を入れて下さーーーーい。お願いしまーーーーす。読者選考通過したーーーーい。


今、微妙なんですよ、この「洛中はきょうも転生びより」


ペコリ。






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