第26話 九月 二十七日
今日は学校に行く事も出来ない。
毛布で自分を隠しながら登校拒否をした。
本当に一人になってしまったんだ。
トイレに行く時と何かを食べる時以外には部屋を出なかった。一日中ただベッドの上に座って窓の方を見ているだけの引きこもり生活。
脚の震えが止まらない。
学校が終わって生徒が通学路に流れ出る時はどうしよう。
勿論バイトには行かなくちゃならない。
それでも行きたくない。
毛布をもっと心地良い位置にずらした。
脚を伸ばす。
お茶を飲む。
漫画を読む。
そしてベランダを見る。
毛布をまたずらす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます