第3話
一人ムスコのカイトがスックと
立ち上がり、宣言した。
「かあちゃん、俺いい子になるよ」
カイト🪁🪁🪁が咲子にすがりついた。
「と、いうことは今まではいい子
じゃなかったってことか」
咲子がそらんじる。
「かあちゃーん」
カイト🪁🪁が咲子に甘えた。
「俺ね、世界の動向につねに気を
配っているんだ」
カイトがそう言って、自慢げに胸を
張った。
「そんなもん配らないでいいから、友だち
にチョコレート🍫🍫🍫でも配って
おいで」
「グレるよ」
カイト🪁が頬を膨らまして、スネて
見せた。
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