第2話

警備員がやってきた。

「どうしたんですか」

警備員のひとりが美女にたずねた。

「この子たち、あれ」

美女が周りを見たとき、もうそこに

コドモ🧒🧒🧒たちの姿はなかった。


「あたしゃねぇ、ホントに恥ずかしいよ」

海山(みやま)咲子が頭を抱えた。

「ムスコを変態の盗撮魔に産んだ

覚えはないんだよ」

咲子が血相を変えて、捲し立てた。

「ウッセー、ババア!産んでくれっ

てナナに頼んだ」

「ヒーッ、ナナ、だれ」

咲子が大声で泣き出した。

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