<戦車>の騎士 アッサルト(ゴルフォ)

 <戦車>の騎士アッサルトは騎士専用寮キャメロットの自室において筋トレをおこなっていた。


「……497、…498、…499、………500!」


 腕立て伏せ500回を終え、立ち上がって一息つく。

 立てかけておいたサーベルを手に取り、鞘をつけたまま、あらゆる方向へ振り回してみた。


「うーん…まだ本調子じゃないな。回数をもっと増やした方がいいか」


『よく朝からそれだけできるよな』


「内」からゴルフォが呆れて言った。


「これくらいまだまだ序の口さ。軍にいた頃はこれよりももっと苛酷なことをやっていたんだ。魔獣との戦いに備えて戦闘力は上げておかないと。いつでも万全な準備は欠かせない」


『はぁーまあ、それはわかっちゃいるが……それよか、ここんところ俺たちあんま騎士として活動してなくねぇか?振り返ってみれば、勉強と自由時間ばかりだったぜ?実質、無職だろう』

「本当のことを言うな、ゴルフォ。僕もそれはわかっているんだ」


 アッサルトはため息をついた。


「何かやるべきことを見つけた方がいいのか……」


GM: その時、ドアを叩く音が聞こえます


アッサルト:「ん?誰だ?」

アッサルト:「今、開けます」


アッサルト:扉の方へ近づき、少し用心して開ける。


GM:するとメイドを従えた、神のごとき美貌の青年。円卓の騎士総帥マーリンがいます。


総帥:「やあ、頑張っているようだね」


アッサルト:「あなたは……総師マーリン!?」慌てて最敬礼の姿勢をとり、

アッサルト:「総師がわざわざいらっしゃるとは……」

アッサルト:驚きを隠せないでいる


総帥:「いや、そんな礼はいいよ、我々は魔獣を倒すための同士なのだからね」

総帥:「さて、そんな君に魔獣討伐を依頼したいのだが、いいかな?」


アッサルト:「はい、もちろんです」


総帥:「今回の魔獣は拠点を持つかわったタイプのようだ、よろしく頼むよ」


アッサルト:「承知しました。任せてください」


総帥:「よろしく頼むよ」そういって退室します


アッサルト:「ふぅー……」


アッサルト:一息つき、「内」のゴルフォに言った


アッサルト:「ゴルフォ、依頼が来たぞ」


ゴルフォ:『わかってら。久々の戦闘だ、腕が鳴るぜ』



◆PCデータ

<戦車>の騎士 アッサルト(ゴルフォ)

 肉体年齢20歳男性

 この世界のちょうど19世紀のような背景を持つ、戦争や革命が盛んな世界から転移してきた兵士

 「噛ませ犬」としての教育と軍からの怪しい薬により、剣術と高速移動の能力を手に入れた。

 元々戦いを好む性格ではなかったため、好戦的な人格『ゴルフォ』が目覚め、二重人格者となる。

 転移してきた理由は不明だが、円卓の騎士からのスカウトを受け、魔獣と戦う

 

【能力4:セントアリア軍剣術 [戦闘術]】

 セントアリア軍が戦闘時に使う剣術。サーベルを用いる。


【能力3:アッサルト&ゴルフォ [前世記憶]】

 アッサルトとゴルフォ、2つの人格を持つ

 それぞれの人格で扱える能力が異なる。

 また、それぞれ個別に次の能力を持つ。

<噛ませ犬>

 戦闘時、必ず前線に立って戦わなければならないという洗脳された感情。


【能力2:突撃疾風 [肉体能力]】

 高速で移動する。


【能力1:絵描きの手[一般技術]】

軍人時代に戦闘に明け暮れていたアッサルトのもう1つの才能が絵を描くこと



※ゴルフォの人格の場合の能力

【能力4:射撃・乱[戦闘術]】

 二丁銃で射撃ができる

【能力3:武器マニア】

 現代科学兵器以外の武器(銃火器、剣等)の知識を持っている。

 武器の改良や修復も可能。 

【能力2:鷹の眼 [肉体能力]】

 鋭い視力を持つ

【能力1:商人の手さばき[一般技術]】

 相手と交渉を図ることができる。 



--- 舞 台 裏 ---

隆聖:というかこっちでも鍛錬している……示し合わせたわけもないのに……

GM:JK「汗臭いおっさんたち、きもー」

晃 :何ということだ、みんな真面目に鍛錬してる時にうっかりネタに走ってしまった…(震え)

隆聖 :むしろおいしいのでは


アッサルト:まさか総帥が来るとは思っていなかった !?

GM :そうか軍人だから、そういう風なリアクションになるとは


GM :あれ、アオハルがさらに遠のいていく

アッサルト:アオハルとは


晃:アオ……ハル?

GM:アオハルをあきらめない!

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