わたし、かぐや姫と申しますっ!
月見里ゆずる(やまなしゆずる)
エピローグ
「お前がやったことは許さぬ! 一生許されることではない!」
地団駄踏む音が王宮内に響き渡る。
「
「姫様がしっかり謝ってるじゃないですか。たかがそれくらいで・・・」
「本当にごめんなさい! わざとじゃないの!」
この国のトップの不機嫌さが
「ええいっ! お前の顔なんて見たくない! こうしちゃる!」
国王陛下が常に携帯している木の杖を姫の方に向けた瞬間白い光に包まれた。
姫は日本人形のような形になった。
国王陛下は日本人形のような姿になった姫をジロジロとみる。
手のひらのサイズに乗る大きさだ。
「・・・うーん、正直言って可愛くないなぁー」
かなり失礼極まりない発言する国王陛下。
良くも悪くもこの人は正直である。
「よし、そこのお前。これ適当に捨てといて。明日燃えるゴミの日でしょ。あっでもなんかあったら嫌だからGPS埋め込むわ」
「は、はぁ……」
これ以上国王陛下のご機嫌を損ねるようなことをしたくない。
「かしこまりました」
側近は面倒くさそうに適当に日本人形を投げ捨てたとさ。
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