学年一の美少女の秘密を知ってしまった。どの様に知ったかって?エロゲ買ってたんだが。
アキノリ@pokkey11.1
第1章 マジでか.....。
1 エロゲ買っていたのは.....クラスメイトの美少女だった
第1話 学年一とはつまり変態を意味する(新しく編集)
俺の名前は長谷川豊樹(はせがわとよき)という。
県立岩手高校の2年生、16歳。
そして身長171センチ、体重52キロ、まあガリって感じ?かな。
それから十人前とか整っている?とか母親から言われている顔立ちで(ってかそれってどっちだよ)とそして黒の短髪。
校則守りを優先している感じのなよっとした帰宅部の人間。
成績もまあ.....そこそこの少年だ。
そんな俺、長谷川豊樹は古いゲームやら新しいゲームやらを探すのが趣味である。
そして4月20日。
放課後の事だがまたゲーム漁りの為、遠回りでこの街に2箇所しか無いゲーム屋に来た時の事だ。
何というかとんでもないものを目撃してしまった。
自転車を使わないとその場所まで来れないのだが.....その。
学校で.....同じクラスメイトであり。
クラス委員でとても清楚で何時も学校の憧れで.....男子の告白を悉く振りまくっているとても可憐な少女。
そんなもんとは到底無縁の存在でそれを買う筈は無いと思うのだが中島由紀(なかじまゆき)という少女が年齢を誤魔化して.....エロゲを買っていた。
それもその制服がバレない様にする為か私服でしかも伊達メガネで、である。
「.....」
「.....」
あまりの衝撃に相手も俺も固まってしまった。
冷や汗を流しながら目をパチクリする中島。
それから.....俺は何も見てないふりをしてそのままゲーム屋から踵を返した。
中島とはあまり話した事無いし.....このままなら逃げれるかな、と思う。
のだが中島が直ぐに追いかけて来た。
エロゲを店内に置いて、だ。
置いてくるなよ。
「ちょっと待ちなさい.....」
「.....えっと中島さん。何でしょうか」
「わ、私を軽蔑した目で見ないで!お願い!嫌だ!」
涙目で、イヤイヤ、という感じで見てくる少女。
顔立ちにとても柔和な感じで彩られている為に全く問題ない茶髪のロングに四葉のクローバーを前髪に飾っている。
とても顔立ちのいいさっきも言ったかもだが学校1の美少女。
Eラインもきちんと整っており、小顔。
更に言えば眉毛も細い。
肌は黒子が一切無い様な柔らかそうな肌。
唇はとても柔らかそうで柔和な顔をしている。
そんん真面目系(イメージは崩れた)美少女が俺に涙目で懇願している。
俺は何も見ないふりでそのまま自転車に跨って発進させようとするが。
イヤイヤと首を振って俺を掴むもんだから。
自転車が全く発進出来ない。
「お願い!今見たのは忘れて!お願いだから!!!!!」
「.....何も見なかった事にしますんで」
「.....え?そんなあっさり?.....あ、で、でも良かった。.....じゃ、じゃあその、貴方は何故この場所に来ているの?」
「俺はゲーム漁りかな。なんか昔のゲームが好きだから買いに来たんだ。お小遣い貯めて、だ」
え?あ、そうなんだ。
じゃあ.....一緒に見てあげる。
と俺の袖をずっと力強く引っ張って掴む少女。
いや.....ちょっと今の今でそれは無い。
帰りたいんですが。
思いながら中島を見つめる。
「ちょっと用事が出来たから.....勘弁してほしいです」
「駄目。お願い」
「.....何をお願い.....?」
「.....取り合えずゲーム見ましょう?ね?」
目をぐるぐるさせながら俺を見てくる少女。
忘れるって言ったのに.....。
俺は盛大にイヤイヤながら溜息を吐きながらも。
このままでは帰れないと判断して大人しく自転車から降りた。
それから中島を見つめる。
「.....俺はそんなに暇じゃ無いんだが.....」
「じゃあなんでゲーム屋に来たのかな?アハハ」
確かにそうですね。
でも勘弁してくれよ。
エロゲを買っている女子と一緒なんぞ。
第一、忘れるって言ったじゃないか。
エロゲ買うなよな。
思いながら俺は中島を見る。
中島はマジに懇願した目で俺を見てきていた。
本気で、お願い、的な感じだ。
「.....忘れるって。俺は.....」
「本当に?約束だよ。お願いね。絶対ね」
「.....」
申し訳無いが.....そうは言ったけど。
人ってそんなに簡単に忘れられるとは思いませんね.....。
俺は溜息を吐きながら.....買っていたエロゲの事を考えながら。
一体何故、エロゲなんか買っているんだろう、と考えてしまった。
そして店の中に引っ張られて行く。
☆
「本当にゲームについて詳しいんだね」
「.....俺は色々なゲームを趣味にしているからな。スイッチとかP◯3とか4とか」
「そうなんだ。良いな。そんな男の子好きだよ」
「.....そうか。.....そうか」
取り敢えずとゲームを見てから俺達は店の前で話をしていた。
中島は赤面でモジモジしている。
俺をチラチラ見ていた。
そして言葉を切り出してくる。
俺に対して手を挙げながら、だ。
「.....じゃあ.....」
「.....あ?ああ.....」
「絶対に忘れてね」
「.....は、はい」
かなり険しい顔をしながらニコッとしつつ俺を見てきた中島。
こうして俺は話してはならない秘密商品を抱えてから。
俺は帰宅せざるをえなかった。
何故こうなるんだ.....。
盛大に溜息を吐かずにはいられず。
俺は忘れる様に努力をしたが。
衝撃で忘れられずじまいだった。
困ったもんだな.....。
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