正直

正直言って大人が嫌いだ

偽善を学ぶからだ


でも、それは子供でもできること


わざわざ大人に絞る理由がないように見える

だけれどどうだろうか、

大人には偽善をしないと生きてはいられない。

金のため

友のため

自分のため。


私だとてそうだ

親のため

友のため

自分のため。

偽善を繰り返す。


だが刃物ではない。

だが大人の偽善は刃物だ。


大丈夫、大丈夫と問い、

だいじょうぶと吐かせる。


まだまだ、君はまだだ。

まだまだ行ける。

まだまだ牽ける。

まだまだ逝ける。


そんな希望をちらつかせ

同時に刃物で刺すのだ。


だから大人の刃物は危ないのだ。

嫌いなのだ。

偽善なんて。


正直の刃物は脆い。

だからこそ大人は正直に弱い。

ならば刺そうか刺そうか

上表の笑顔を切り裂くために。

偽善なんて死んでしまえ。

核兵器はお前だ。



核兵器になってしまう私は

どうすればいいのだろう。


吐き気襲う

刃物鋭く光る

首元首元

腕腕腕

舌とて切り落としたい

なんて醜いんだ

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