第7話・生霊
木田静が亡くなり、その記憶も忘れかけた頃から平和な日々を過ごしていたが、幽霊退治の依頼が急に増えだした。
この街からだけではなく他の県などからも依頼が入るようになった。それも千尋の勘でこれは神社やお寺で片付くと思った依頼は、先に神社やお寺に依頼して下さいと言って断った、俺の方にはほとんど依頼は入らないので放っておいた。
千尋はうんざりしながら、留守番電話設定にし、応答メッセージを吹き込んだ。
「依頼は神社やお寺で解決出来なかった方のみ引き受けます」
と、そしてスマホも私用のを一台新規で買い俺と友人や祖父母と近所の神社や寺にだけ番号を教えた。名刺も作り変え、応答メッセージと同じ内容を追加した。留守電は朝と夕方にチェックするようにした。
数日は留守電をチェックしても途中で切ったのか依頼はなかった。千尋も俺もようやくうるさい電話から開放されホッとし、普段の生活に戻れた。
俺たちは商売で依頼を受けてるのではないのだ、学校もあるし二人の時間も楽しみたかった。
気分転換にカラオケやボーリングに行き、家では音楽や映画鑑賞を楽しんだ。
千尋は相変わらず男性不信だが、俺にだけは積極的になっていった。しょちゅうキスをねだられ甘え上手になったし、体も触らせてくれるようになり、嬉しいのは一緒に風呂に入るようになったことだ、千尋の裸は綺麗だった、俺はそれで満足だった。
ある日千尋は俺の両親に会いたいと言うので隣の街に車で連れて行った。
「意外と近かったのね」
「ああ、通学に電車に乗るのが面倒だから大学の側で一人暮らしを始めたんだ」
「反対されなかったの?」
「あっさりオーケーを貰った、家賃と最低限の仕送りしかもらえないがな」
「私達が同棲してるのは知ってるの?」
「電話で報告したよ」
「何か言われた?」
「大学を中退するのは構わないが、妊娠させてデキ婚だけはするなと言われたよ」
「案外優しいのね」
「もう着くぞ」
「楽しみだわ」
駐車場に車を停めて二人でチャイムを鳴らした。今日の千尋はいつものノースリーブにスカパンだ。俺も何時も通りのラフな服装だった。別に結婚の挨拶に来たわけじゃないからいいだろう。
お袋が出てきた、事前に彼女と来ると連絡しておいたので驚きもせず、笑顔で迎え入れられた。日曜なので親父もいるはずだ。
居間に入ると親父が新聞を閉じ歓迎してくれた。
「母さん早く冷たいものでも用意しなさい」
「今持っていくわ」
と四人分の麦茶を入れてきた。
俺は親父と同じようにソファーに腰を下ろしたが、千尋は立ったままお辞儀をし親父とお袋に挨拶し名乗った。
親父が驚いている。
「神野さんって竜之助さんのお孫さんか?」
「祖父を知っているんですか?」
「知ってるも何も隣町で神野と言う名字は竜之助さんのところだけだし、私の恩人でもある、竜之助さんは元気かね?」
「ええ、ピンピンしています」
お袋は二人を交互に見て不思議そうに話した。
「お父さんどういう事?」
「何から話せばいいかな? あっお嬢さん座って下さい」
「では、失礼します」
と言い俺の隣に座った。
親父がお袋に説明し始めた。
「父さんが若い頃ある不動産屋で働いていたんだが、その時からのお得意様で、俺が独り立ちする時にいろいろと口を聞いてくれたり手伝ってくれたのが竜之助さんなんだ」
「あら、初めて聞くわ」
「竜之助さんは隣町の大地主で大金持ちなのに謙虚な方だった、優斗お前竜之助さんに会った事あるのか?」
「ああ、一度だけ。車を貰ったんだ」
「お嬢さん、優斗は迷惑掛けてませんか?」
「お父様、お嬢さんは止めて下さい千尋でいいですよ。それに迷惑なんてないですよ」
「優斗と同棲していると聞いたが、こいつでいいんですか?」
「お父様敬語もいらないですよ。私は優斗さんじゃなければ駄目なんです、私は結婚させてもらうつもりでいます」
俺は麦茶をふいた。お袋が言う。
「逆玉じゃないの」
と嬉しそうにしている。
「俺はそんなつもりで付き合ってるわけじゃない」
「母さん失礼だぞ」
「すいません」
「で、優斗お前も結婚前提でお付き合いさせてもらってるのか?」
「ああ、そうだけど」
「千尋さん、こいつでいいのかい?」
「はい、優斗さんしか考えられません」
「竜之助さんも知っているのかね?」
「ええ、電話で報告してます」
「千尋そんな事おじいさんに言ったのか?」
「悠斗には隠してたけど言ったわ」
「「どうだった?」」
俺と親父がハモった。
「あの青年とならいいぞって言ってました」
言葉が出なかった。お袋が呑気に言う。
「それならうちも構わないんじゃない?」
「ああ、竜之助さんの許可が本当ならな、千尋さん今竜之助さんと話せるかね?」
「ええ家にいると思います」
と言って電話を掛け始めた。
「おじいちゃん、今優斗さんの実家に来てるんだけど優斗さんのお父様と代わってもいいかしら? うん」
スマホを親父に渡す。
「もしもし竜之助さんですか? 私坂井優斗の父親で坂井正と言います、私の事覚えてらっしゃいますか? ええそうです、その正です、あの時は本当にお世話になりました。はい仕事も順調です」
話が長くなりそうだったのでトイレに行った、戻るとちょうど電話を終えたところだった。
「優斗、千尋さん今年中に竜之助さんのところへ連れて行ってくれ」
「わかったよ、千尋いいか?」
「ええ」
お袋は、至って何時も通りだ。
「夕飯食べて帰るでしょ? 何がいいかな」
「お母様私も手伝います」
と言って二人でキッチンへ行った。暫く親父と黙り込んでいるとキッチンから談笑する声が聞こえる、もう仲良くなったみたいだ。
親父が難しい顔をして話す。
「優斗、千尋さんと結婚したらどうなるか理解してるのか?」
「ああ、でも俺は普通に働くよ」
「馬鹿者、そういうわけにはいかんのだ、この話はまた今度だ」
キッチンに食事が並ぶいつもの光景だ。
「千尋ちゃん料理がとても上手なの、ほとんど千尋ちゃんの手料理よ、いただきましょ」
親父は美味い美味いと食っている、俺には日常の一コマだ。食べ終えるとコーヒーが運ばれてくる。
「優斗、竜之助さんのお孫さん抜きにしてもこれだけの美人で家事も上手なな女性だ、手放すんじゃないぞ」
「わかったよ」
「大学は中退しても構わん」
俺は返事をしなかった、理由も聞かない。
「千尋さん、何の取り柄もない息子だが、これからもよろしく頼むよ」
「お父様は優斗さんの魅力をご存知ないのですね、紳士だし彼の魅力は語り尽くせませんよ、後私の事は呼び捨てにしてください、ムズムズします」
「わかった、優斗千尋を幸せにするんだぞ」
「してるよ」
千尋と親父が話し始めたので俺はテレビを見て過ごした、千尋は親父とも仲良くなったみたいだ。
「優斗、もうこんな時間よ、今日はおいとましましょう」
二十一時になっていた。
上機嫌の親父とお袋に見送られながら俺は車を発進させた。
「疲れただろう」
「ううん、楽しかった。優斗の実家もお金持ちじゃないの、不動産屋の社長だし車も高級車が二台あったし、隠してたの?」
「いや、そんなつもりはない」
道が空いていたのですぐにマンションに帰れた。
「やっぱりここが落ち着く、酒でも飲んで寝よう」
冷蔵庫からチューハイを取り出し飲む。
「私にも一本取って」
二人で飲みながら話をした。千尋は親父とお袋をかなり気に入ったみたいだ。幼くして祖父母に預けられたからかもしれない。
二人共あまり酒に強くないのですぐに酔いが回ってくる、そのままソファーで寝てしまったようだ。
朝早くに目が覚めてしまった、千尋の可愛い寝顔を暫く眺め、起こさないように立ち上がりコーヒーを淹れた。
指輪に頼むか俺が術をかけて千尋のトラウマを取り除く事もできるが、やはり自分自身で乗り越えた方がいいだろう、これも千尋の言う因果なのかもしれない、時間はたっぷりある。
指輪が話し出す。
『優斗、それでいいわ正しい判断よ』
『聞こえてたのか?』
『あれだけ思いつめて考えてたから伝わって来たわ、もう少しよ千尋の心の扉はほとんど開いて来ているわ』
『そうか、わかった』
『それと、千尋はあなたから求められるのを待ってるわ、あなたも少し強引に攻めても大丈夫な時期が来ているわ』
『そうなのか、わかった』
千尋の綺麗な黒髪を撫でる、出会った頃よりも長くなっている。
千尋が起きた。
「悪い起こしてしまったか」
「大丈夫よ」
「千尋、髪を伸ばすつもりなのか?」
「よくわかったわね、もう少し伸ばすわ。黒髪のセミロングが好きなんでしょ?」
「知ってたのか?」
「お母様が言ってたわ、ポニーテールが好きなんだってね、ポニーテールにするにはもう少し伸ばさなきゃ出来ないわ」
「無理に伸ばさなくてもいいんだぞ」
「優斗好みの女になりたいのよ」
「もうじゅうぶん愛してるから無理はしなくていい」
「私が好きでやってるの、気にしないで」
ふと視線を外すと依頼用のスマホに着信の表示が出ていた、留守電が一件。そういや昨日の夕方はチェックしてなかった、留守電を聞いてみる、若そうな男性からだ。スピーカーで再生する。
「私、吉本景吾と言う者です。最近部屋に幽霊が出て困っています、もちろんお寺でお祓いをしてもらいましたが効果がなくこの番号をお坊さんから聞き電話しました、よろしくお願いします」
名前と住所をメモに書く。
「千尋どうする?」
「お寺で解決しなかったのなら私達がなんとかしてあげなくちゃ」
千尋がメモの連絡先に電話を掛けた。
「朝早くにすいません、今留守番電話を確認しました」
電話でやり取りして電話を切った。
「優斗、引き受ける事にしたわ」
「わかった」
「厄介そうよ、受話器の奥から呻くような女の声が聞こえてたわ。それと霊を動けなくする術また頼むわよ」
「俺毎回あればかりじゃないか、千尋も出来るんだろ?」
「出来るけど時間がかかるわ、優斗のは地味に便利なのよね、これからも頼むわ」
「わかったよ」
千尋はまた地図に印を入れ準備を始めたので、俺もリュックに道具を入れる。
車に乗り込み吉本のマンションに行く。
「今回は何か引っかかるわ、注意して行きましょ」
吉本の部屋に入ると違和感はなかった。名刺を交換し話を聞く。
霊の出る時間帯はあまり決まっていないらしく、昼でも夜でも唐突に出るらしい、特に何をするわけでもなく部屋をうろつき名前を呼んで近づいて来るのだそうだ。
千尋が話す。
「私は霊を見たり触ったり出来ますが、成仏させたり浄霊は出来ません、因果を断ち切り霊を退魔させるだけです」
「わかりました」
俺は違和感を感じ質問をした。
「呼ばれるのは名字ですか? 名前の方ですか?」
「名前です」
「心当たりがあるんじゃないでしょうか?」
男は黙り込んでしまった、あまり話したがらない。
「と、とにかく追い払って下さい」
千尋は考え込んでいる、俺は心の中で千尋に話しかける。
『千尋、裏がありそうだ警戒した方がいい』
『同じことを考えていたわ、この男は何か隠している』
『もう少し聞いてみる』
「お寺さんには行ったんですよね?」
「はい、お寺でお祓いをしてもらい、部屋にも来てもらい、盛り塩をしたり御札を貼ったりしましたが全く効果がありませんでした」
「霊が出るのは何時間おきくらいですか?」
「仕事に行ってる間はわかりませんが、部屋にいる時はだいたい三時間おきくらいです」
「今日は何時間前に出ました?」
「二時間程前です」
「わかりました、残り一時間の間待たせてもらいますがいいですか?」
「はい」
俺は注連縄で結界を張り男を中に入れた。
「何が起きてもここから出ないように、それとあなたも絶対にこれに触れないで下さい」
「結界ならお坊さんの作った結界は役に立ちませんでしたけど」
「大丈夫です、ただの注連縄じゃありませんから」
千尋は嫌な顔をして注連縄を見ている。
『優斗そんな呪いの注連縄を持ってたの、まあいい話は後よ。何かわかったの?』
『俺の予想ではただの霊じゃなく生霊だ』
『生霊? 厄介だわ』
『だから現れても初めは様子を見るだけ』
『わかった、任せる』
「吉本さん床を少し汚しますよ、チョークなのですぐに消せます」
「どうぞ」
俺は床に少し大きい五芒星を書いた、準備は整った。
「千尋この中に入って、それから霊をあまり傷つけないでくれ」
「わかってる、で何をするつもなの?」
「すぐにわかるよ、時間がない。吉本さんこれから俺たちは姿を消します、驚かないで下さい側にいますから」
何を言ってるのかわかってないみたいだ。
「見る事を禁ず、急急如律令」
男には俺と千尋の姿が消えていくように見えるだろう。
「えっ、嘘、あんたたちの姿が消えた」
「ちゃんといますから、そろそろお喋りは禁止です」
五分と待たずに霊が現れた。
俺たちの姿は見えていないようだ、様子を見守る。
「景吾、どうして? 景吾こんなに好きなのに、景吾景吾」
霊が男に近づく、注連縄に手が触れた瞬間その手は弾かれた。触れた箇所が火傷したみたいに赤くなる。
「どうしてこんな事をするの、好きなのに」
「愛、許してくれ、魔が差しただけなんだ。もう俺たちは別れたんだ来ないでくれ」
その言葉を聞くと俺は五芒星から出て霊の背中に五芒星を書き叫ぶ。
「動くことを禁ず、急急如律令」
霊はマネキンのようにピタリと静止した、千尋も出てくる。
「吉本さん隠し事は駄目ですよ、愛さんって誰ですか?」
男は答えようとしない、俺は注連縄の結界を片付けた。
「理由も、話もしてもらえないなら俺たちは帰ります。あなたが引っ越してもその霊は憑いてきますよ」
「待ってくれ、話す全部話す」
帰り支度をしてるのを見て男が叫ぶ。
「では聞きましょう」
「俺と愛は恋人同士だった、愛が妊娠した事を知らずに俺は社長の娘と縁談があり、将来社長の座になれるならおいしい話だと思い社長の娘と婚約した。その後愛の妊娠を知ったが一方的に別れた。その後愛がどうなったのかはわからないままだが、霊になって現れるようになった、社長の娘もそれを知り結婚は破談になった、会社もクビになった。愛も自殺して出てきたのだと思う」
「やっと話してくれましたね、あなたの強欲さが招いた結果です、それと愛さんは生きてます今まで現れたのは生霊です、お寺で除霊出来なかったのはそのせいです」
「愛が生きてる? 生霊?」
「そう、生霊です。積り積もった思いが生霊ととなり現れていたんです。愛さんの住所とフルネームを教えて下さい」
男は震える指で名前と住所をメモに書いて渡してきた。
「これから愛さんのところへ行って、生霊が出ないようにしてきます」
「愛に会ったら復縁したいと伝えて下さい」
「わかりました」
生霊を抱え千尋と一緒に部屋を出た、愛さんのアパートは近所だ五分程歩き、アパートにたどり着いた。
「よかった引っ越していない」
俺がチャイムを鳴らすと元気そうな女性が出てきた、名刺を渡す。
「吉本景吾さんの事で伺いました」
部屋に招かれた、赤子がいるとは思えないしお腹も大きくない堕ろしたんだろう。
「で、どういったことでしょうか?」
「こんな事を言って信じてもらえないと思いますが、あなたは無意識のうちに吉本さんに生霊を飛ばしてました」
「何かの間違いじゃありませんか? 宗教の勧誘なら帰って下さい」
「では、これを見てもらいましょう」
俺は生霊の背中の五芒星を消した、これで生霊が愛さんにも見えるだろう。
「えっ? 何? ちょっとこれ私じゃない」
「そうです吉本さんの部屋に数時間おきに現れてました」
「何かの手品? 私は生霊を飛ばすなんて力はありませんが」
俺は生霊の火傷した手を見せる、愛さんがビクリとし同じ傷の手を見せてくる。
「わかりましたか? 生霊は返しますそしてもう出ないように封じさせてもらいます」
俺は生霊を愛さんの中に入れた。
「千尋封じてくれ」
千尋は九字を斬り小さく何かを唱えた。
「終わりました、気分はどうです?」
「何かすっきりしました」
「俺たちの仕事はここまでなので帰りますが妊娠した赤ちゃんはどうしたんです?」
「堕ろしました」
「吉本さんからの伝言です。復縁したいとのことです」
「それは無理です、私もうすぐ新しい彼と結婚するんです」
「わかりました、お幸せに」
と言い来た道を引き返す。
吉本の部屋に入る、男は無表情のままだ。
千尋がいつもの言葉で締めくくる。
「これで依頼完了です」
「ありがとうございました、愛からの返事を聞かせて下さい」
「無理です、赤ちゃんも堕ろして新しい恋人と近々結婚するそうです」
男は泣いていた。
「さっきも彼が言いましたが、これはあなたの強欲さが招いた結果ですこれが因果です。これからは欲を捨ててコツコツと働いて下さい、では私達は帰ります」
男が封筒を出してくる、受け取り俺たちのマンションに帰った。
二人でアイスコーヒーを飲み話をする。
「あの男、欲の塊って感じだわ」
「自業自得だ」
「生霊を見るのは二回目だわ、それよりあの注連縄は何よ首吊りした縄で編んだ呪いの注連縄じゃないの」
「その通りだ、死んだじいさんが持っていたのを貰ったんだ、物は使い方次第でいい方に力が向く」
「まあいいわ」
千尋が封筒の中身を確認する、三十万円入っていた。
「あの男のことだから五万円くらいかと思ってたけど結構入ってるわね」
「金額なんていくらでもいいじゃないか」
「優斗のそういうところも好き、キスして」
俺はたっぷりキスをし離れた。
依頼が片付くとキスをするのが決まりのようになっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます