炎上

天ノ川鋼2代目

自転車ミサイル

学校の休み時間。クラスの話声で1杯になる。


「ねぇ、佳奈、なんか面白い事しようよ!」


そう声を掛けるのは友達の耀音あかね。私の1番の親友。


「何?面白い事って?」


「Cwitter《クイッター》で何か注目される事するの!」

それを聞き私は何故か注目されたい!という感情に襲われた。


「うん!そうしよう!」


「良かったぁ~。じゃあ~さ、放課後私んち集合ね!」

そう約束を交しまたいつも通りの会話をする。




キーンコーンカーンコーン。








「じゃあーさ、何するか!」

人気アイドルのライブを見ながら何するかを考えた。なかなかいい案は出ない。


「やっぱりさ、耀音、流行りに乗っかるよりも私達で流行りを作らない?」


「いいね!そうしよう!」

すでに私と耀音は興奮状態だ。好きなアイドルを見てるのもあるからかもしれない。


「じゃあーさ、自転車ミサイルってのはどう?」

面白そうな事を耀音が提案する。


「自転車ミサイル?なにそれ?面白そうっ!」

興奮する。こんな面白そうなことするしかないでしょ!


「自転車ミサイルってのはようするに自転車で突っ込むってこと!」


「突っ込むってどこに?突っ込んだら危ないじゃん」


「大丈夫!私達注目されるんだよ!やるしかないって!」

そう耀音に言われて…


「じゃあそこのコンビニにミサイルしよう!」

そう耀音に言われ…

そして私は全速力でペダルを漕いだ。




そして…



ガシャァァン


ガラスが飛び散った。そして私はすぐに立ち上がりすぐに逃げた。身体はすり傷だらけ。だけどら痛くない。


「動画撮れたよ!すぐアップロードしよう!」


だけど…この時私は大きな過ちをしてる事に気づいた。だけどもう後戻りは出来ない。







数分後…

Cwitterは荒れていた。


ユーザーネーム・南北極

おい、これ店に迷惑だろ!どこの高校生だ!


ユーザーネーム・ビリリリリリ

低知能かよwwこいつら人間?w


ユーザーネーム・1年前.3ヶ月前 2時前

此奴らの人生終了案件




「見て見て!私達注目されてるよ!」

耀音が誇らしげにスマホを手に掲げる。


「それ、まずいんじゃ…」

絶対やばい。それぐらい分かる。なのに耀音は…


「は?そんなこと言うんだ。まじ冷めるわ。私達友達なんだよね?そんなこと言うんだ」

そう耀音に…


「うんうん、違う、ごめんね、注目されて嬉しいね」

そう言葉だけで返す。


「うんうん!だよね!」

耀音は満足気に笑みを零す。





ユーザーネーム・シャーーーーーー

ここって××県××市××町のそこのコンビニじゃん。


ユーザーネーム・I’m paper

住所特定しましたwwwwwwwww

こいつらの住所↓↓↓

耀音(撮影者) ××県××市××町××丁


佳奈(実行犯)××県××市××町××丁


学校↓↓↓

××県立××高校


人生お疲れ様ですwwwwww



「ねぇ、これ見て…」


やばい…住所が特定された…


「あんた達!どういうこと!イタズラ電話が鳴り止まないんだけど!それに警察から聴いたわよ!1から説明しなさい!」


私達の人生はGAME OVERだ。





この事件を気に私達は高校を中退。さらに就職もまともに出来なくなった。

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