第3話 前!前夜祭!

 このお話を書いている今は令和2年11月29日である。

 そして、今日は日曜日なのである。

 もう、布団から出たくない。

 なんかお布団が枯れ葉のようなニオイがする。

 そうだ、私は熊だ、クマさんだ。冬眠中につき、起こすと狂暴化いたします。いやいや、私はぬいぐるみのクマさん。だから、誰か、ワタシをかわいがってくださいな!


 だが、そんなことは言ってられない。

 なんせ、もう29日なのだ。

 明後日は12月1日カクヨムコン最初の日である。


 もう、参加者の皆さんは、鼻息荒くなっているのではないだろうか。

 なにせ、このカクヨムコンでは、スタートダッシュの打ち上げが大切なのだそうである。


 しかし、参加者が多い大会と言うのは、弱小者の扱いがひどいものである。

 マラソンなど、スタートの合図と伴にトップ選手が走り出すが、最後尾の参加者など、目の前の人ごみが多すぎて全く動かないものである。

 まぁ、スタートの合図がなってからウォーミングアップを始めていいぐらい。

 やっと動き出したかと思えば、もう、トップはイスカンダルの彼方ぐらいまで行っておりますわ。


 ということで、弱小チームの吾輩は、悠々自適にエッセイを書いておる次第です。



 さて、今回の私めの参加する短編の題名は

「タダノ物語~本社から追放された課長が、旧友の仇をココで打つ!ざまぁ見さらせ!クソ部長!」

 だぁぁぁぁぁぁぁ!


 はい! 拍手!


 うーーーーん……

 少しは聞こえたかな……


 はい! と言うことで今回の登場人物です!


●ブラックな課長

 ……モンカスはモンカス! 文句を言ったら即減給! 一応、この人、主人公ですよ。このオッサン!


●イヤナ部長

 ……俺のミスはお前のミス! まぁ、何という素敵な上司! あなたの会社にもこんな上司いらっしゃいません? 私の会社には、全くおりません。ねぇ社長! 見てます? 大丈夫ですよ! 私の会社はホワイト! ホワイト! オフホワイト! 叩けば、埃が出まくります! WHAT!


●イジメられ社員

 ……マジメですみません。もう自分を見ているみたい。こういう奴いるんだよなぁ。まじめすぎて貧乏くじ引く奴。私みたいなやつ。

 うん? 誰がお前だって?

 社長! 社長! みんなあんなこと言ってますぜ! 残業代カットしちゃりましょうよ! 

 えっ……私の残業代カット?

 なんで…………

 …………

 ……

 業務中に小説書いているだろうって…………

 ………………

 …………

 ……

 一体何のことやら分かりませんなぁ……


 本日の営業は終了いたしました。

 またご来店を、メガゾン社員一同お待ち申し上げております。

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