ロイヤル・ライフ
黒茶
第1話
「こんにちは、内田君。今お帰りかな?」
「きゃっ… へ、陛下!?」
「…ああ、誠に遺憾だ、内田君。ここでの僕はただの高校生。僕が君達と対等でいたいと思うのは、いけないことかね?」
「失礼しま… ごめんね、中田くん。」
「どうしても慣れないのは仕方がないからね、構わないよ。ではまた。」
「うんっ!またね!」
(なんて美しく上品な手の振り方…。流石は皇族だわ。)
「陛下、お待ちしておりました。」
「ありがとう、それより君…。僕に部活動のコンクールがあることを言わなかったね?」
「ええ、陛下は御公務がございますので。」
「酷いじゃないか。ここでの僕はただの高校生だ。部活動くらいまともにさせてくれ。」
「申し訳ございませんが御公務はお仕事ですので、部活動を優先することはできません。」
終
ロイヤル・ライフ 黒茶 @_BlackTea
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