福郎のネタ帳

福朗

ファンタジーモンスター舐めんなサイバーパンク世界!

『は?ほんとにここ地球?帰って来たと思ったら、なんでこんな近未来なの?』


『うわすっげえ。道行く人が皆、サイボーグだ』


『え?住民データ?いや無いですけど…。え?スラムに連行?ちょ、ちょっと!?』


『薬中にギャングの溜まり場じゃねえか!ふざけんな!』


『こんなとこに居られるか!え!?荒野は放射線の汚染がひどい!?出て行けねえじゃねえか!』


『ぬおおおお!?死ぬ!何でいっつも抗争してんだよ!おかしいだろ!?』



『ちょっと待ってくれ!それ取られたら飢え死にしちまうんだって!うえええ撃ってきやがった!?』


『あああああああ!くそくそくそくそ!もういい分かった!死にたくなけりゃ殺せは身に染みてる!』


『【竜の爪 竜の牙 竜の鱗 されど竜に非ず なれど変わらず恐ろしき者 リザードマン】!!!』


≪ぎゃあああ!?なんだこのトカゲの化け物!?≫


≪銃が効かねえ!≫


≪ひいいいいい!?≫


『はーはっはっはっ!向こうの、強化魔法かけまくった重装騎士10人掛かりでも圧倒できるんだぞ!たかがサイボーグ5人程度にやられるかよ!そんじょそこらで、想像されてるようなちんけなリザードマンと一緒にするんじゃねえ!』



『は?お礼参りだあ?馬鹿め!お前らのお仲間の死体で、触媒はたっぷりあるんだよ!やっちまえリザードマン軍団!』



『お礼参りで逆襲食らった組織の、さらに上の組織がお礼参りだあ?ふざけんじゃねえ!終わらないだろうがそれ!』


『げえ攻撃ヘリだあ!?リザードマン達よ飛べ!…るわけないよな…』


『ぬおおおおお!?こうなりゃヤケだ!お前らが悪いんだぞ!』


『【羽ばたく翼 高貴なる目 こぼれる炎 輝くその体 その全てが至高 空と炎と舞えよ ドラゴン】!!!!』


≪化け物だ!化け物だああああ!≫


≪撃て撃て撃て!≫


≪ダメだ!ひいいいいい!?≫


『馬ぁ鹿!本物と同じ雷の魔法を食らってもケロッとしてるんだぞ!火器が通用するかよ!俺の責任転嫁の礎となれ!はあ…本当にどうしよ…』



『え!?街の中へ入っていいんですか!?ありがとうございます!』



『ふざけんじゃねえあの暗黒企業共!やっぱり俺を実験動物にしようとしやがったな!』



『ええ…。スラムよりずっとましだと思ってたら、暗黒企業共とその手下やら、独立したギャングやらが毎日ドンパチとか、ほとんど変わらねえじゃん…』



『え?機械化するかって?いやあ、コンタクトにもビビって眼鏡かけてる位だからさ…。その、遠慮します…』



『多い多い多い!どんだけ本気で俺の事、殺しにかかってるんだよ!』


『なんだと俺が賞金首!?ブラック社が生死問わずでだあ!?ふざけんじゃねえ!』


『ならこっちも数で相手してやらあ!』


『【飢えよ 飢えよ 飢えよ ただ貪りつくせ 食らい尽くせ 狂気の飛蝗どもよ】!!!』


≪ひるむなただの飛蝗だ!≫


≪ああああ!?食われてる!?俺の機械の腕が!?≫


≪やめろおおお!あああああ!?≫


『どうしたよ!数を揃えてきたんだろ!?大丈夫だ!ちょっと石でも金属でも食っちまうだけの、ただの飛蝗だからよ!数はそうだな、とりあえず万はいっとくか!?お望みなら兆でも京でもいいぞ!』



『聞いてくれよマスター…。ぐすん。ほんとはただ、ちょっと余裕のある暮らしが出来れば満足なんだよ…。でもな、やれ誰々の仇だの、お前を殺せば企業がどうのこうの、お前は組織のパラーバランスをどうのこうの…。放っておいてくれよ…。え?名前と顔を変えて生活?いやあ、それってなんか腹立たない?なんていうか、ちゃんと仇は仇で返しておかないと。だよね…。だから終わらない連鎖に巻き込まれてるんだよね…。はあ…。もう一杯!』



◆◆◆


という感じの、近未来のごたごたに巻き込まれた、モンスタークリエイターみたいな能力を持ってる主人公の作品を思いついてしまいました!


散々悪いことして、単なる興味でニタニタしながら主人公に関わってたら、実は街なんか楽勝で吹き飛ばせる怪物だってことを知った、暗黒街のボス連中の顔を見たい。見たくない?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る