22.君はダメ~

ぐっ~…

ぐふっ…ぬにゃむにゃ‥‥

ぐっ~…


「あっ!また寝てる!もぉ~涎が垂れてるよ…。」

「気持ちよさそうじゃない。寝かせてあげなさい。」

「それは良いんだけどさ‥‥私のパジャマの上で涎を垂れ流さないで欲しいんだけど‥‥。」


ぐふぅ…

ぬ?

何か言ったか?

ぬ…僕のは眠いんだ‥‥

なんだかだるくて‥‥

お尻らへんが重い…

それに…お腹も空かないな…

ぬ‥

こういう時は寝るに限るんだぞ…

僕は君と違って賢いからな…

ぐぅ~…


「ママまだ寝てるよ?」

「あら?おかしいわね‥‥。体調が悪いのかしら?」


ぬ?

ママどうしたんだ?

いきなり抱っこするなんて…

僕の事がそんなに好きだなんて!

僕もすきー!

ぎゅぅ!

「ママずるい!私も抱っこする!ほらっ!抱っこ!抱っこ!」

‥‥

ダメ‥‥

来るな!

ぐいぃーい

「えっ!?ちょっちょっと!そんなに嫌!?」

「あははは!あっ足で腕押さえつけられているわよ!あはは!」

「笑いごとじゃよ!なっなんで?」


いやぁーい

だって君は抱っこするの下手くそだし‥‥

不安定なんだよ!

僕が落ちたらどうするんだ?

「あたしも抱っこしたいぃ!」

君はダメ~!



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君の声が聞きたい 猫屋敷いーりあ @c2h7b9i8

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