第6話 学校
翌朝、登校していると...
「アヤー!おーはーよー!!」
「おはよう、暁月さん」
「よっす!彩芽ちゃん!」
「...サク、サラ、朝からうるさい...」
三來さん達と会った。
昨日のこともあって気まずい雰囲気になる。
「...昨日は申し訳なかったわ。せっかく仲間になってくれるのにあんなこと言ってしまって...」
「え、あ、わ、私は気にしてないよ!だってそうだよね...命懸けだなんて知らなかったとはいえ軽々しく言っちゃって...」
「ううん。こちらこそごめんね...」
「って事で、突然だが放課後一緒に来てくれるか?」
「え?」
「サク、ほんとに突然すぎて彩芽さんが困ってるぞ」
とわいわい話していると、学校に着いた。
啓さんとは別のクラスの為、途中で別れる。
「...今さっきの話だけど、私達は本気だからね〜。冗談で言ってるわけじゃないって事はわかってて欲しいな」
「う、うん」
「...はぁ、側から見たら朔磨と朔来が暁月さんをナンパしてるように聞こえたわ。...気をつけてよ、朔磨、朔来。誰かが『朔磨さんと朔来さんが暁月さんをナンパした』っていう噂を流したら身もふたもない。何より彼女が迷惑だから気をつけて」
「だーれがナンパだ!ってか俺達の心配してくれないんかい!!」
「あんたは問題児よ。まったく...」
「とうとうあんた呼びになってしまった...」
「えー、話の内容の前後も聞いてない子達がそんなデタラメを流すの?」
「側から聞いたらそう聞こえるの。わかって頂戴」
「...と、とりあえず、なにもなければ放課後一緒に行こう?ね?」
と朔来ちゃんが
「何処にいくのか聞いとかなくていいの?」
「え、あ、」
「...聞いとかないと知らない変なおじさんやお兄さんに連れて行かれてしまうわよ?」
「ライってアヤのママみたーい!」
「誰がママよ。心配するから言ってるのよ」
「ったくお前も人のこと言えねーな」
「...朔磨、後でお仕置きね」
「へ、は、おいアレは痛いからやめろって!!ってかいくら力があるからってそりゃねぇだろ!」
「自業自得よ。反省しなさい」
「....あー、団長...悪りぃが俺今日用事が...」
「なにもないはずだけど?嘘ついたら倍にするわよ」
「すみません嘘つきました」
「素直でよろしい」
一部始終を見ていた私は朔来ちゃんをみると、いつもの事だから安心してと言っていた。ってかお仕置きって何だろ...?
「あー、アレは...内容は聞かない方がいいよ。聞いてるだけで痛そうだから」
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